10月5日・6日 F4スケール日本選手権大会

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          10月5日・6日の2日間、2019年F4スケール日本選手権大会が尾島スカイポートで開催されました。
       
          F4スケール日本選手権大会は2年に一度、隔年で開催されます。近年では競技参加者の便宜のため関東、関西、九州の3地区で分散して
        選手権大会を開催していましたが、本年は、先ず3地区で予選競技会を行い、そこでの上位入賞者による日本選手権大会を行うという本来の形に戻して
        開催することとしました。そのため、遠隔の地から会場に来なければならない関東以外に在住の競技参加者および関係者の方々には従来と比べ
        少なからぬ負担をお掛けすることになりました。
         しかしながら、従来の分散された開催と比べ、一か所での開催は、日本選手権大会としてより客観的で公正な順位決定が出来ることのメリットは大きく、
        更に全国のスケール愛好家が競技の期間中一堂に会して顔見知りになれたという別の意義もあったと思われます。

     今回の大会は、「何とか心と秋の空」とよく言われるような不安定な空模様で行われ、初日5日の朝は強い風のため予定より少し遅らせて飛行競技を開始し、
    また、6日早朝にも土砂降りの雨で滑走路に大きな水溜りが出来ましたが、その後天気は回復し、水かき作業を精力的にして下さった方々のおかげもあり、
    競技を続行できました。このように多くの皆様のご協力により大会を成功裡に終えることができ感謝に堪えません。厚く御礼申し上げます。

     それでは両日の模様をご覧ください。

       
先ずは初日5日の模様です。

日本選手権の本選大会ですので、スケール競技会としては今までに無いたくさんの車が尾島スカイポートに集まりました。
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風が強く吹く中、それでも競技の準備が進められています。
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 参加選手の皆さんも機体の組み立て整備を行っています。
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競技参加の受付も始まりました。
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 宣誓書などを提出し、ゼッケンを受取るため列が出来ています。

午前中の風がおさまるまで飛行競技開始を遅らせることとし、取りあえずはミーティングです。
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 スカイポートの存続に多大な尽力をいただいている正田雅造氏の開会の辞です。
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陪審員を務める岡本氏の挨拶です。役員の紹介もありました。

少し時間をおいて参加選手はじめ関係者全員の集合写真も撮りました。
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飛行審査が始まる前に静止審査員たちが目慣らし審査を行っています。
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 これは審査規定に則り事前に全参加機を比較検討するものです。
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こちらでは役員の方々が飛行審査の順番を決める作業をしています。
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 パソコンで得点の集計をする準備をしています。
飛行審査はF4Hから始まりました。
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風が少し弱まったのでF4H池田氏から飛行演技を開始します。
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 操縦する池田氏と助手の福島氏です。

素晴らしい実機感のある飛行です。

中島式のファウラー・フラップを下げた安定した着陸姿勢です。
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力強く加速して行きます。
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 続いて有村氏のF4Uコルセア艦上戦闘機の発進です。

難しそうな脚の引き込みもカバーもしっかり綴じていい感じですね。
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中條氏の神風号が離陸しようとしています。
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 エアーボーンする瞬間です。

審査員の注視する中、快調に飛行演技を行っている様子です。

全ての演技を終えて着陸です。
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離陸から上昇に移ったF22ラプターです。
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 操縦する大岩氏と助手の三原氏です。

力強いスムースな飛行です。

フレアーを掛けた着陸姿勢も安定して危なげがありません。
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 J3カブがゆったりと上空を通過します。
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飛行する車田氏と助手の岡本氏が待機中です。

降下姿勢のカブです。着陸でしょうか。
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タテモノ演技に挑戦する佐藤氏の4式戦です。
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 佐藤氏が助手の福島氏とともに滑走路に向かいます。

飛行演技を終えて着陸しようとする4式戦疾風です。テトラのキットからきれいに作られています。
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上空で飛行演技を行う零戦を皆さんが見守っています。
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高林氏が零戦で飛行に向うためエンジンの調子を確認しています。

  零戦が離陸しようとスロットルを全開しています。
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P51ムスタングが審査員席の前を離陸します。
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 ムスタングの久保氏が助手の山下氏と飛行演技に向かいます。

  田村氏が富士T3練習機の飛行準備をしようとしています。
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上空を飛ぶT3練習機を見守る審査員などの人達です。
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 T3が曲技飛行に挑戦しています。

  田村氏はこの機体で世界選に臨みました。

  飛行を終えて帰還しました。
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離陸後上昇して行きます。
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 三原氏のJ3カブが助手の岡本氏の手を離れました。

J3カブが最後の演技「着陸」を決めようとしています。
静止審査の様子です。

静止審査員が大岩氏のラプターの側面形を資料と見比べているところです。
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有村氏がコルセアの前面形を審査員に示しています。
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 互いに意見を交わしながら慎重に審査に当たる審査員です。
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F4Cの機体では審査員が近くから細部を審査します。
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 平面形の審査ではテントの外で機体を立てていただき審査しました。
F4Cの飛行審査の様子です。

スパッド13戦闘機の浅賀氏と助手の清水氏が出番を待っています。
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第1次大戦の戦闘機らしく曲技を行っています。
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 軽快な運動性です。

低空を飛行させる浅賀氏です。

久保脇氏が4式戦疾風のエンジンをスタートさせようとしています。
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疾風の離陸です。
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 上空飛行です。下面が白に塗られた米国に渡った機体のスケールです。

着陸する疾風です。久保脇氏は今大会F4Cで最高の飛行点をたたき出されました。

飛行前に最後の操作チェックをする山下氏です。
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曲技演技を行う富士T1Bです。
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 ジェット機らしい飛行です。

脚を出して着陸姿勢のT1Bです。

無事飛行を終えた山下氏とそれを迎える皆さんです。

井岡氏の零式艦上戦闘機が出番を迎えました。
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戦闘機らしい曲技演技です。
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 助手は奥様が努めています。

着陸です。最後まで気が抜けません。
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離陸して上昇です。
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 岡本氏がT6テキサンをスタート地点にタキシングさせています。

軽く出来ているので軽快な飛びで演技に臨みます。

フラップを出して着陸します。

北海道からお越しの江草氏の出番です。エンジンを始動します。
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 離陸を開始しました。  
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上昇して行きます。

曲技に挑みます。

演技の締めの着陸です。

塙氏が紫電改のコックピット内の電源をONにしました。

エンジンがうなりを上げ離陸開始です。
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  離陸上昇しています。  
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  ロールの途中でしょうか。

演技を終えて着陸です。マイリンゲンで好成績を上げられた紫電改の飛行でした。
スポーツマンクラスの飛行となります。
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福島氏がP47サンダーボルトを離陸させようとしています。
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 上空演技飛行です。

どっしりと安定した着陸進入です。

高谷氏がステアマンPT17の離陸開始位置を定めようとしています。
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 無事演技を終えて帰投します。
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日が落ちはじめた空を飛行しています。
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落ち着いた飛行です。
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 片山氏がパイパー・コマンチのエンジンをスタートさせています。

演技を終えて歓談しながら引き上げます。

小松氏のスピットファイヤーが離陸しようと加速しています。
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朱鷺色の空をバックに着陸です。
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 離陸後の旋回でしょうか。フラップが少し開いています。
初日、強風のための競技開始が遅れましたが、皆さんのご協力で日程を予定どおり終えることが出来ました。 夜はホテルの会場で歓迎会です。

皆さんお集まりいただいています。これからパーティー(つまり宴会)が始まります。
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鈴木委員長の歓迎の挨拶です。
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 遠路お越しいただいた皆様の紹介があり、副委員長の岡本順一氏の挨拶です。
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各地から参加された方々が親交を深められました。
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 歓談する皆さんです。

昨年スイス、メイリンゲンの世界選で好成績を収められた(左から)塙、田村、久保脇の3氏に記念品が手渡されました。
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その後はゲームで楽しみました。これは実機モザイク写真の機名当てクイズ。
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 お次はビンゴゲームで賞品ゲット。明日があるのでその辺りでお開きです。
2日目、6日の朝、土砂降りの雨でしたが、飛行場に着いてみると雨は上がっていて競技は出来そうです。

水溜りもある駐車スペースで選手の皆さんが愛機を車から降ろし組み立て作業を行っています。
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チリ取りでかき出そうとしておられる方もいます。
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滑走路は水浸しなので協力の皆さんが水を脇のラフにかき出して下さっています。

滑走路の水が少し引くまで飛行審査を少しの間遅らせることになりました。
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鈴木委員長と正田氏も少しの間リラックスしています。
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飛行演技の順序などを再確認している選手の方も居られます。
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今回の選手権入賞者に授与されるメダルなどを見ている方もいます。
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中島氏と密本夫人が揚げ物をしているようです。ご馳走になるのが楽しみです。
お待たせしました。そろそろ競技をはじめます。
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加速して尾輪が浮き上がりました。
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先ずはF4Hから、有村氏のコルセアがエンジンを吹かし離陸に向かいます。

久保氏のムスタングが飛行演技のため離陸するところです。
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離陸するJ3カブです。
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  車田氏のJ3カブがエンジンを吹かしています。
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  タテモノ演技する神風です。   
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中條氏の神風がきれいに離陸しました。

池田氏の4式戦疾風がすべての演技を終えて帰還したところです。
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審査員の見守る中演技飛行をする疾風です。
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  佐藤氏の疾風が離陸するところです。

飛行準備をする人、それを見守る人がいます。

大岩氏のF22ラプターの飛行です。

田村氏の富士T3の飛行です。
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  ゆったりとした飛行です。   
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三原氏のJ3カブの飛行です。
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  井岡氏の零戦が離陸後の上昇をするところです。   
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零戦が脚を出して飛行しています。着陸でしょうか。
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  審査員の注視する中を演技飛行しています。   
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浅賀氏のスパッド13戦闘機です。
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   帰還した富士T1Bを皆さんがスマホで撮影しています。   
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山下氏の富士T1B、工作技術の塊です。
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  T6テキサンの曲技飛行です。   
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岡本氏のノースアメリカンT6練習機です。

塙氏の紫電改です。パネルラインが実機感を醸し出しています。
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  紫電改の力強い飛行です。   
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飛び来たり飛び去ります。
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  そこをラジ技のカメラマンがカメラに収めました。   
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久保脇氏の4式戦疾風が離陸しました。

尾輪が引っ込んでいないって?この実機がそうなっているんですからこれで良いのです。

片山氏のパイパー・コマンチが着陸しようとしています。
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  審査員の見守る中ゆったりと着地するところです。   
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福島氏のP47サンダーボルトの重厚な飛行です。

小松氏のスピットファイヤーが離陸時に車輪が-----。でも草の上にうまく不時着させ被害はあまりなかったのでは--。

高谷氏のステアマンPT17が星形エンジンの快い音を響かせて飛行しています。
これで競技はすべて終わり、これからは順位の発表や授賞式などです。

授賞式で皆さんが集まっています。鈴木代表の世界選に向けての熱い挨拶がありました。

牧氏からはスケール界の次代を担ってもらおうと育成している若いRC飛行士の紹介もありました。

F4CおよびF4Hの競技結果です。
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  こちらがスポーツマンクラスのバッジです。   
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こちらはF4CおよびF4Hの上位入賞者に授与されるメタルです。

F4Cクラスの入賞者、左から2位久保脇氏、優勝塙氏、3位山下氏です。

F4Hの入賞者、左から2位大岩氏、優勝田村氏、3位池田氏です。

スポーツマンクラス入賞者、左から2位福島氏、優勝高谷氏、3位小松氏です。
これで今大会は滞りなく無事終了しました。参加選手の皆さん、ご協力頂いたすべての皆さん有難うございました。
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