10月7日・8日 スケール日本選手権関東地区大会

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           10月7(土)・8日(日)の2日間、2017年スケール日本選手権関東地区大会が尾島スカイポートにおいて
           開催されました。
       
          スケール日本選手権大会は2年毎に開催され、今年は17回目となります。日本選手権大会は、競技参加者の便宜のため関東地区、
         関西地区および九州地区の3か所で競技会を実施しています。
          スケール日本選手権競技は、F4C、F4Hおよびスポーツマンクラスの3つのカテゴリーで行われますが、その内、F4CとF4Hについては
         地区ごとに決められる順位のほか、3地区を総合した日本選手権大会の結果として、3地区の競技がすべて終了した後スケール委員会において、
         それぞれの地区大会における天候等の諸条件を勘案した上で3地区に跨る総合順位が決められることになっています。
          また、今回は選手権大会として初めてノーマライゼイション(静止審査点と飛行審査点が定められた比重で結果に反映されるように
         平準化する集計方式)が適用されました。
         
          今回の関東地区大会は、初日の7日早朝まで雨が残りましたが、幸い大会が始まってからは降雨はなく予定通りスケジュールを進行させる
         ことができ、更に8日は全くの快晴に恵まれました。
         
          北海道からはるばるお越しになった方を始めとし遠方からも参加いただきました。また、多くのボランティアの方々にお手伝いいただきました。
         このような皆様のご協力が有ったればこそ大会を成功のうちに終わらせることが出来ました。ここに厚く御礼申し上げます。
         
          それでは両日の熱き戦いの模様をご覧ください。
              

       

2年に1度の選手権大会、勇んで尾島スカイポートに。でも、雨は上がったのか、まだ降るのか。
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水かきはやってもやってもなかなか捗りません。
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 滑走路にできた水たまりを水かきする方々です。
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選手どうしの会話も弾みます。。
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 競技にエントリーする選手の皆さんが飛行機を組み立てを行っています。
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朝のミーティングで競技のスケジュールや注意点など説明がありました。
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 北海道苫小牧から来られた江草氏の紹介があり、皆さんから暖かく迎えられました。

続いてF4C、F4Hの静止審査のための目慣らし審査が行われました。写真はF4C参加機を見比べる審査員の皆さん。

その後、引き続いて静止審査が規定の審査項目に従って行われました。この審査はドキュメンテーションの準備が大きく影響します。
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飛行審査の前に、村田氏の機体で鈴木委員長が目慣らし飛行を行います。
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 目慣らし飛行は標準的なフライトパス確認のために行われます。

皆さんが目慣らし飛行を注意深く観察しています。
それからF4Cの第1R競技が行われました。
 

江草氏のT34メンターです。とても丁寧な作りですね。

エンジン・パネルはメインテナンスやエンジン始動にとても便利です。
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エンジンの始動を行い調子を確認しています。
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 すべての演技を終え着陸態勢に入っています。
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リライアントの優雅な飛行です。
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 浅賀氏がスティンソン・リライアントを飛行させようとしています。

色彩もスタイルも重厚で高級感の溢れる魅力的な機体ですが、資料が少ないのがモデラー泣かせです。
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塙氏の紫電改が離陸後上昇して行きます。
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 実機を彷彿とさせる飛行です。

フラップを下げ着陸しようとしています。
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内田氏がメンターの飛行準備をしようとしています。
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 飛ばし込んだ機体なので危なげない安定した飛行です。

みごとな着陸で帰還しました。

村田氏がデ・ハヴィランド・タイガーモスのエンジンを始動するところです。
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軽々と離陸しました。
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 夕空の彼方に飛んでいきます。

渡辺(敦)氏の100式司偵がピットで翼を休めています。

出番のため滑走路に急ぎます。尾翼を支えているのは助手の萩原氏です。

スロットルを徐々に開いて離陸開始です。
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脚を引っ込めるといかにも高速機らしいクリーンな機体です。
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双発の俊足機です。「我に追い付く敵機なし!」

夕空の彼方へ消えて行きそうです。
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これからは大会2日目、8日(日)の模様です。
 

8日はスポーツマンクラスの選手の皆さんも加わりますので、改めてミーティングです。
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鈴木委員長から飛行演技では実機らしい速度が大切と示唆がありました。
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大会役員の紹介もありました。

恒例の記念写真です、沢山の参加機、選手と大会をサポートして頂いた皆さんが集まりました。
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改訂FAI競技規定に従いF4C、F4H選手の宣誓書が開示されています。
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記念写真が終わったので参加選手が愛機をピットの戻しています。
静止審査なし、飛行審査のみのスポーツマンクラスの競技の模様です。
 

スポーツマンクラスは2組の審査員がそれぞれ同時審査するダブルラインで行われます。なので2機同時にスタート準備です。
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2人ずつ2組の審査員が並んで座っていますね。
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選手も2人同時に飛ばすことになります。

スーパー・チップマンクとボナンザが同時飛行しています。2組の審査員の間には管制担当者が居ます。
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ビーバーの安定した飛行です。
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柴田氏のDHビーバーが離陸しようとしています。

飛行演技を終えて柴田氏と助手の方が引き上げていきます。得点はどうだったかな。
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福島氏の零戦が離陸するところです。
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戦闘機らしい演技飛行です。

審査員の見守る中を零戦が帰還です。

伊藤氏とアート・ショール氏の特別仕様スーパー・チップマンクです。
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派手な塗装が曲技機に良く合います。
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演技を終えてタッチダウン。
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細田氏がニューポール17を飛ばします。
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格好いい飛びです。

F4C、F4Hに出てもおかしくないニューポール17です。インディアンのマークがいいですね。
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渡辺(敏)氏のビーチクラフト・ボナンザです。  
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離陸前、エンジンの調子をチェックしています。

V形の尾翼が何とも言えません。
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密本氏が99式艦爆を「サア飛ばすゾ!」と深呼吸。
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元気よく離陸です。
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芝山氏のエッジ540が飛行演技最後のしめ「着陸」です。
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良い姿勢でタッチダウンするところです。
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高林氏のテイラークラフトがスタートです。
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主翼下面のチェッカー模様が青空に映えます。

きれいな着陸です。
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そろそろ昼の時間です、何方かナメコ汁を作ってくれました。
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一休み、朝が早かったので疲れたー。
ここからはF4Hの機体と飛行演技の模様です。
 
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石田氏の雷電の重厚な飛行です。
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内田氏の手を離れた雷電がどんどん速度を増しています。

フラップを下げ安定したアプローチ姿勢です。
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審査員が見守る中を石田氏が雷電を着陸させます。
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機銃を撃ちながら降下、戦闘機らしい飛行演技です。
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吉田氏のフォッカーDYが加速しています。
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助手の坂本氏が大きな声で「離陸開始」のコールです。
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軽快な運動性で曲技飛行をしています。
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ループでしょうか。
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着陸のアプローチです。
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審査員の前でタッチダウンです。

佐藤氏のツカーノT27。多彩なカラースキームは佐藤氏の手です。
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ツカーノの上空演技です。
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  佐藤氏が徐々にスロットルを開けて離陸開始です。
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 離陸しようと加速しています。
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   池田氏が4式戦疾風を滑走路へタキシングさせています。
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上空での演技です、ストール・ターンでしょうか?。
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   斜めからの太陽光で審査員も眩しそうです。

上空を高速で飛び去ります。
ここからはF4Cの2日目の模様です。
 

江草氏のメンターが離陸開始です。
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飛行演技中のメンターです。。
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江草氏と助手の内田氏がメンターのタキシングに随伴し滑走路に向かいます。
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大きなキャノピーの中もきちんと作り込んであります。
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メーター類もきれいに作られていますね。
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浅賀氏のリライアントの優雅な飛行です。
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独特の主翼の形が魅力的です。

うつくしい塗装がこの機体にピッタリですね。図面、カラー資料の入手が難しい機体です。
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内田氏のメンターの飛行準備が出来たようです。
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ピットで翼を休めるメンターです。

安定した飛びで上空を通過します。

村田氏のタイガーモスがエンジンを吹かしながらふんわりと離陸しました。
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タイガーモスが離陸前のウオーミングアップです。
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飛行演技もゆとりが感じられます。
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ロールを決めている塙氏の紫電改です。
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力強い飛びで見るものを魅了します。

塗装のカスレも控えめですが自然で実機感があります。
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塙氏と紫電改が飛行を終えたところです。
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フラップを降ろし速度を殺して滑走路に進入です。

坂本氏がドローンを操縦して不時着機を捜索しています。不時着機は発見されました。まさに救世主です。
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ドローンの飛行をする坂本氏です。
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天候も捜索に協力しました。
すべての競技が終わりました。ここからは表彰式の様子です。
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入賞者に送られるメダルが並べられ表彰式の準備が整いました。
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陪審の寺門氏から本大会が従前と変わらず公正に行われたとして成立が力強く宣言されました。

鈴木委員長から競技に関しての講評が行われました。世界選に向け、主として実機感の表現を今後は研究して欲しいとのことです。
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スポーツマンクラス優勝の伊藤氏に賞状とメダルが授与されました。
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F4Hクラス優勝の池田氏に賞状とメダルが授与されました。
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 F4C 優勝の塙氏に賞状とメダルが授与されました。
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スケール競技への参加にはドキュメンテーションを揃えてください。。

スポーツマンクラス入賞、左から2位高林氏、1位伊藤氏、3位柴田氏の皆さんです。

F4Hクラス入賞、左から2位石田氏、1位池田氏、3位佐藤氏の皆さんです。

F4Cクラス優勝、塙氏と紫電改です。

F4Cクラス準優勝、浅賀氏とスチンソン・リライアントです。

F4Cクラス3位、江草氏と陸上自衛隊仕様のT−34メンターです。
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北海道から遠路お出頂いた江草氏に心ばかりの景品が手渡されました。
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新潟から素晴らしい新司偵で参加された渡辺(敦)氏も手ぶらでお返しできません。
というわけで2017年の日本選手権関東地区大会は滞りなく終わりました。 2年後の選手権大会も、多くのスケールファンが参加されますよう願って止みません。
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