6月11日 多発機・ヴィンテージ機の集い

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             6月11(日)、多発機・ヴィンテージ機の集いが尾島スカイポートにおいて開催されました。
       
          毎年恒例の「多発機-ヴィンティージ機の集い」は、2009年から前委員長の故星野雄司氏を偲ぶメモリアル・イベントとして
         開催されています。当日は、時折横風が強まることもありましたが、概ね穏やかな快晴に恵まれ、参加者の皆さんは十分愛機の飛行を
         楽しまれたことと思います。
       
          秋にF4スケール日本選手権大会を控えていることから、今回はいつものフライインに加え、スケールフライトの講習を行いました。
         講習を希望された皆さんの模擬飛行演技に対して選手権大会におけると同等の厳しい審査を行い、その後、審査員の側から
         個々の飛行演技について、どの箇所でどんな理由からどのくらい減点されたか具体的に説明され、更にどうすればより高得点を挙げられるかにつき
         熱心なディスカッションが行われました。
       
          毎年持ち回りの星野記念トロフィーは、1930年ごろ無名の英国人グランガー兄弟が専門家のアドバイスを取り入れつつ製作した
         無尾翼の軽飛行機アーキオプテリクスをスケールモデルとして製作・飛行させた松本氏が獲得しました。他方、多発機部門では、あの重文級の
         大作ハンドレページ0/400爆撃機を飛行可能状態にきっちりメインテナンスし、今回の「集い」で同機の健在ぶりをアピールした永島氏が
         表彰されました。
       
          それでは今回のフライインの模様をご覧ください。
       

       

梅雨時にもかかわらず晴れ渡った空のもとで先ずは朝のミーティングです。安全上の注意点など池田氏が説明しています。

恒例の集合写真撮影。皆さん「今日は飛ばすぞ」と張り切っています。

故星野氏の遺作ウエストランド・ライサンダーです。今日はただ飾っておくだけではありません。
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エンジン始動を行うための準備をする皆さんです。
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 長期間廻していないエンジンも整備され快調な音を響かせています。

鈴木氏のスティック操作でライサンダーがゆっくりと滑走路を滑り出しました。
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大切な遺作なので飛ばすことはしません。
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保管・メインテナンスには気を使われることでしょう。

高島氏のセスナ310が双発共鳴音を残しながら飛行しています。
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高島氏が取材を受けながら飛行の準備をしています。
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 軽快に上昇して行きます。

セスナ310がみごとな着陸で帰還しました。

昨年の星野トロフィーを獲得した吉田氏のフォッカーVIが今年もヴィンテージ機らしい飛行を披露しました。
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密本氏がSE5戦闘機のエンジンを調整中です。
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 助手の芝山氏が機体を抑えています。

はるか昔に作った機体とのことですが、問題なく離陸しました。
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荻原氏のビーチクラフトC45が背面飛行を敢行しています。
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OS25FXの双発ですが、機体が軽いのでしょうか実に軽快です。

佐藤氏のスーパーステアマンです。下の赤いのは操縦する佐藤氏の被っている帽子です。
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曲技飛行も得意な練習機です。
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赤と白の塗装が上空で映えます。
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飛行を終えて・・・。
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佐藤氏のもとに帰っていきます。

松本氏のアーキオプテリクスです。ディーゼルに改造した2stエンジンを搭載しています。
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ディーゼルは古典機によく合います
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助手は吉田氏にお願いしました。

翼端の可動翼は対称翼のエレボンなので揚力は担っていない構造です。
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池田(勝)氏の零戦が離陸上昇して行きます。
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力強く飛ぶ零戦の雄姿です。
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次の瞬間にも機関銃が火を噴きそうです。
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翼裏面のウエザリングも実感があります。

ギャラリーも見守る中を零戦が帰還です。
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横尾氏が新作のクリップドウィングカブと息子さんのカメラに収まっています。
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離陸上昇するカブ。爆音が聞こえそうです。

楽し気な安定した飛行です。
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クリップドウイングは曲技飛行も得意です。  
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OSジェミニエンジンがぴったりです。
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ウルトラライトプレーンとすれ違うスピットファイアー?
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高林氏のスピットファイアーは今日も安定した飛びです。

フラップを下げて着地しようとしています。
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池田(勝)氏のデカスロンです。
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離陸直後に機首をグッと挙げて・・・。

大きなスロッテド・フラップの威力で急上昇。すばらしいSTOL性能です。
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永島氏の零戦が助手の荻原氏の手を離れました。
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離陸後、力強く上昇して行きます。

高速でのローパスです。

密本氏の99式艦爆です。先月のレースにも出場しました。
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安定よく飛びます。スパッツが特徴的ですね。
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池田(敬)氏の雷電が元気に飛行しています。
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稲妻マークが鮮やかです。
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ハンドレベイジー爆撃機の右エンジンが始動しました。
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  永島氏が徐々にスロットルを開けるところです。

ハンドレベイジーO/400重爆撃機が動き出しました。

車輪が滑走路を離れました。

記念碑的な機体なので今日はそこまでです。

この機体の保管とメインテナンスをしておられる永島氏に拍手です。
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朝の飛行場で機体の準備をする永島氏です。
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エンジンナセルのカバーを開いてみると、中はかなりタイトです。
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ここからはスケールフライト講習の様子です。
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フライト講習の一番手は佐藤氏のステアマンです。
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助手の方と呼吸が合っていることがとても重要です。

フライトが終わると審査員の採点が披露され、より良い得点を挙げるためにどうすべきか活発なディスカッションです。
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吉田氏が模擬フライトに出発です。
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飛行演技を見守る審査員。

飛行を行う方も審査を行う方も真剣です。
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審査員席の方々です。
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受講者の飛行が終わった後はテントの下でディスカッションが続けられました。

このあたりで中締めと授賞式です。
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先ずは永島氏がベスト多発機賞を受賞しました。
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次に松本氏がベストヴィンテージ機賞と星野トロフィーを獲得しました。

中締めが終わってもまだまだ飛ばせます。渡辺氏のボナンザが夏雲をバックに優雅な飛行です。
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安定を保って飛び去ります。
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脚を出してローパスです。

この頃になると風も出てきたのでV尾翼の操縦は難易度が少し高そうです。でも無事着陸。

滑走路の奥は葦が密集し最近はマムシなどもいるそうなので不時着機の捜索などは気を付けてください。
それでは7月の飛行会でまたお会いしましょう。
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