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第13回中島飛行機スケール大会が6月1日(日)に開催されました。 気持よく晴れた6月の太陽の元でしたが、例年に無い気温で日中は35〜6度になったのではと思われます。関係者のご尽力の お陰で日除けテント飲料も準備していただき、参加者の内からは特に体調が悪い方が出られなかったのは幸いでした。 今回も爆撃機型と輸送機型の富嶽が展示され、輸送機型が優美な飛行をみせてくれ、多くの方々がかっての中島飛行機の偉業に 感銘を受けていました。 富嶽計画は太平洋戦争が始まった翌年の昭和17年に、中島飛行機製作所社長の中島 知久平氏の発案で開始され、太平洋を 越えて米国本土を爆撃できる航続距離と、敵戦闘機をしのぐ速度、武装を備え、20トンの爆弾を搭載できるという性能を目標 に計画が進められました。 エンジンには空冷4重星型36気筒、出力5200馬力を予定し、本来の爆撃機は勿論、20mm機関砲を胴体下部に96門装 備した掃射機や20本の1トン魚雷を装備した雷撃機、さらには200名の完全武装降下兵を乗せる輸送機まで、まるで空想科 学小説の世界のような発想で、いかにも巨人と云われた中島 知久平氏の本領を発揮したプロジェクトでした。 旅客機型の実機は翼幅50mで、爆撃機型の翼幅65mと外見上比較するとアスペクト比が異なりますが、コンステレーション (こう云われてもARFに無い機体は知らない方々には無理かな?)のラインに似た流麗な姿は素晴らしいものでした。飛行も 安定して、その大きさと相まって堂々たる飛行姿は見守る方々に感銘を与えていました。 富嶽を中心としたこの大会は、正田会長はじめ、ライン進行の森様やスタッフの皆様のご尽力でスムースかつ安全に行われ、騒音、 安全問題にも厳格に対処されており、親子連れなど多数の方々が来場され、アットホームな楽しく素晴らしいイベントでした。 関係者のご尽力に感謝しております。 それでは富嶽の旅客機型、爆撃機型を中心にして、当日参加されて飛行した素晴らしいモデルを含めて紹介させて頂きます。 次回6月8日(日)はスケールフライト研究会です。皆様のご参加をお待ちしております。 |
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恒例(高齢?)の記念写真です。富嶽や中島飛行機、富士重工ゆかりの機体を中心に多種多様の機体があつまりました。 | |
当日のメインイベント富嶽の旅客機型、爆撃機型です。後方はラジコン技術アットワークの木村氏です。 | |
朝から沢山の機体が集まりました。6月はじめとは思えない炎天のためにテントが並んでいます。 | |
開会の挨拶をされる富嶽の会、会長の正田氏。 | こちらは富嶽の解説ボードです。 |
優美な姿を見せて飛行に出発する富嶽旅客機型です。 | |
富士重工で飛行機の設計をされている池田 勝也氏の疾風が離陸位置に向かいます。 | |
こちらは当日注目された吉田 誠氏の震電です。電動機ですが迫力の飛行を見せてくれました。 | |
重量感のある飛行をみせてくれた片岡 増美氏のC−130。 | |
こちらはおなじみ?のブリテンノーマン・アイランダー。青空に新中央航空の塗装が映えました。 | |
エンジンスタートする富嶽。 | 離陸に入る富嶽。 |
6発のエンジン音を響かせながら加速します。 | 軽快に離陸しました。 |
安定した飛行を見せています。 | 飛行 2。 |
飛行 3。 | 飛行 4。 |
飛行 5。 | 飛行 6。 |
着陸のために場周飛行に入ります。 | 高度、コース共に安定した進入です。 |
完璧な着陸を見せてくれました。 | 着陸後の滑走です。美しい! |
4発のレーザー70エンジンを響かせながら飛行するC−130。軍用塗装の故か重量感が威圧しています。 | |
離陸に入るC−130ハーキーバーズ。 | 重量感を見せながら加速して行きます。 |
快翔するC−130。 | C−130の飛行2。 |
C−130の飛行3。 | C−130の飛行4。 |
吉田 誠氏は震電と三菱閃電を持参されました。 | 飛行に出る震電です。 |
震電の離陸です。 | 脚を引き込めて快翔する震電。 |
安定したローパスを見せています。 | 飛び去る姿も魅力的です。 |
大戦末期に試みられた先尾翼機のアレンジが分ります。 | 同じくプッシャー式として試みられた閃電と一緒に。 |
当日のピット風景です。 | こちらは井上 英機氏のPT−26です。 |
細田 勝氏の新作90疾風です。 | 機体と一緒に収まっています。 |
さすがに中島、富士重工関係の機体が多くみられます。 | 本部テントでは子供模型教室も開かれました。 |
茂田 直行氏の零戦21型です。 | こちらは零戦3機に疾風です。 |
小型の93中練とエアロスバルも参加されました。 | エンジンは快調!飛行に掛る茂田機。 |
美しい93中練の始動に掛るのは富嶽の会会員です。 | ベテラン梅澤氏は静岡から参加されました。 |
綺麗に出来ている細田氏の疾風を見るのは池田氏。 | 見事な飛行を終えて帰着した池田氏の疾風。 |
こちらはアイランダーです。 | 離陸後の上昇角度が実機感たっぷりです。 |
着陸に入るアイランダー、少し機首上げが大きいのでは?。 | アイランダーを製作者の渡辺 敏文氏です。 |
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