4月20日 多発機・ヴィンテージ機フライイン

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         4月20日(日)、多発機・ヴィンテージ機のフライインが尾島スカイポートにおいて開催されました。
       
       
        当日は、この時季としては寒く、朝から雲が垂れこめ、午後を過ぎると雨がいつ降るかと危ぶまれましたが、風はなく穏やかでヴィンテージ機を
       飛ばすには悪くない天候でした。
        今回は、4月6日の審査員講習会の際、合わせて行われた自由飛行を別とすれば、今年初めてのスケール・スコードロン飛行会でもありましたが、
       参加人数は、天候の影響もあってか10名を少し超える程度と比較的少人数でした。その分参加者の皆さんは何回も心置きなく飛ばし、
       ゆったりと歓談し、思い思いに楽しい一日を過ごせたのではないかと思います。また、今や伝説的とも言える故星野氏の製作されたウエストランド
       ・ライサンダーや若林氏の製作されたハンドレページ0/400が参考展示され、その超絶技巧を見た参加者からは思わず溜め息が聞かれました。

        「多発機・ヴィンテージ・フライイン」は、前スケール委員長の星野雄司氏を偲ぶメモリアル・イベントであり、毎年最も印象的な機体の製作者
    (参加者)に持ち回りの星野記念トロフィーが送られますが、今回は、自作3気筒エンジン、自作胴体引込脚などアイデア満載のグラマンF4F-1
    艦上戦闘機を製作し、その後約2年に及ぶ改良改修を経て今回初めて飛行に成功した密本氏がトロフィーを獲得しました。
       密本さんおめでとうございます。苦労の甲斐がありましたね。

     スケール・スコードロンでは、スケール機の飛行・製作に興味を持っておられる方の参加をお待ちしています。

朝のミーティングで池田氏が安全飛行のための遵守事項など注意喚起しています。ラジ技の方も取材に見えるとのこと。皆さん一寸寒そう。

恒例の集合写真です。ラジ技の方に撮っていただきました。
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本日の一番手は上田氏の自作電動4発のP3Cです。
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自衛隊P3Cが離陸上昇して行きます。

スチロール主材の小型電動機ですが、ゆったりした大型の実機を彷彿とさせる飛び方です。
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電動機が好きな上田氏と樋口氏がC130を前に楽しそうに話しています。
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駐機場でのP3Cです。向こうは同じく上田氏のフォルクスプレーン。
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上田氏はC130をブルーエンジェル部隊の塗装にしています。
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レタリングは手書き。マーキングも大変きれいに施されています。

星野記念トロフィーに輝いた密本氏のF3Fです。太い胴体にはアイデアと工夫がぎっしり詰まっています。

F3Fのエンジンが回っています。エンジン調整がなかなか大変そうです。
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鈴木氏の操縦で試験飛行へ。密本氏がエンコンの微調整をしています。
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慎重に離陸を始めたところです。

グランド・ループに悩まされましたが、最後はみごと離陸に成功、上昇して行きます。
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機体の調整が完全ではないので上空を慎重に飛行しています。
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着陸では脚を少し痛めたようですが、そこは密本氏のことですから。
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永島氏のDHモス・マイナー練習機が離陸しようとしています。
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綺麗に離陸し上昇して行きます。

横縦比の大きな翼を持つ優雅な機体で飛び方も軽快です。
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永島氏の操縦でタテモノ演技も練習機らしく軽くこなしています。
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操縦者の眼前上空を通過するモス・マイナーです。

若林氏製作のハンドレペイジーO/400爆撃機です。永島氏が参考展示のため持ってきてくださいました。
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何時も飛ばしているわけではないのでエンジンの調子には気を使います。
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鈴木氏の操縦で離陸開始です。

滑走路上を真直ぐに加速して行きそのまま綺麗に機体が浮き上がりました。
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離陸上昇中右エンジンがストップ。でも緊急着陸し脚の小破だけで。
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実物を見ているような作りです。

金田氏のアブロDVが離陸に向かいます。
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快いエンジン音を残して飛び去って行きます。
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金田氏によれば大変飛ばしやすい飛行機とのことです。

ホンダGX35エンジンは大きな機体を軽々と引っ張っています。
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パイロットのお目眼がパッチリ。
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任務を終えて飛行隊の基地に無事帰還したところです。

池田氏のホッカー・トムティット練習機です。ダミーの星形エンジンが実機感を盛り上げています。
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ギャラリーが見守る中、スロットルの具合を確かめています。
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上翼の取付けは簡単確実な方法になっています。

小型機ながら大変安定感のある飛び方です。
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軽快にループを行っています。
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平面の演技も一通り。
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鈴木氏のユンカースJ−52が離陸を始めました。
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尾輪が浮き上がり順調に加速しています。

曇り空を上昇中です。
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客室の窓を通して向こう側の空が明るく見えて輸送機らしい雰囲気です。
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前からのショット。ユンカース2重翼が良く分かります。

フラップを下げて滑走路上を安定したローパスで通過中です。
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ステアマンはいつものように好調な飛びです。
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佐藤氏がスーパーステアマンを離陸させます。

赤と白の塗装は曇りの日でも視認性が良くこの機体にもマッチしています。
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タテモノ演技の降下から----。
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引き起こしです。
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逆ガル翼が格好よく見えるアングルなのですが、曇っていて惜しいです。
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石田氏のコルセアと電動の雷電です。

脚が後方へ引っ込む時90度回転させる仕掛けは石田氏の自作です。
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戦闘機らしい運動性です。
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雷電も飛行させました。
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重田氏の電動の疾風です。
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ゲンキに良く飛んでいました。

樋口氏のSBACHです。樋口氏はミステリーシップ(SBACHは予備?)で参加ですが、写真がなくて御免なさい。

参考展示された故星野氏のライサンダーです。これも写真を撮ってなくて、昨年撮影したものを流用しました。天国の星野さん御免なさい。
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さて、いよいよ星野記念トロフィーの授与式です。
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鈴木代表から今回の受賞者密本氏にトロフィーが授与されました。

皆さんに祝福されながら密本氏と鈴木代表の握手。
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