5月25日 富嶽を飛ばそう会

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       第12回中島飛行機スケール大会が5月25日(土)に開催されました。
        
        気持よく晴れた5月の太陽の元で、旅客機型の素晴らしく重厚な飛行に接する事ができました。また富嶽の爆撃機型も展示され
        多くの方々がかっての中島飛行機の偉業に感銘を受けていました。
        今回は子供むけの航空教室も併催され、手作りの模型飛行機の簡単な競技も行われて、楽しむ事が出来ました。
        
        富嶽計画は太平洋戦争が始まった翌年の昭和17年に、中島飛行機製作所社長の中島 知久平氏の発案で開始され、太平洋を
        越えて米国本土を爆撃できる航続距離と、敵戦闘機をしのぐ速度、武装を備え、20トンの爆弾を搭載できるという性能を目標
        に計画が進められました。
        エンジンには空冷4重星型36気筒、出力5200馬力を予定し、本来の爆撃機は勿論、20mm機関砲を胴体下部に96門装
        備した掃射機や20本の1トン魚雷を装備した雷撃機、さらには200名の完全武装降下兵を乗せる輸送機まで、まるで空想科
        学小説の世界のような発想で、いかにも巨人と云われた中島 知久平氏の本領を発揮したプロジェクトでした。
        
        旅客機型の実機は翼幅50mで、爆撃機型の翼幅65mと外見上比較するとアスペクト比が異なりますが、コンステレーション
        (こう云われてもARFに無い機体は知らない方々には無理かな?)のラインに似た流麗な姿は素晴らしいものでした。飛行も
        安定して、その大きさと相まって堂々たる飛行姿には本当に感動しました。
        
        富嶽を中心としたこの大会は、正田会長はじめ、ライン進行の森様やスタッフの皆様のご尽力でスムースかつ安全に行われ、騒音、
        安全問題にも厳格に対処されており、地元の名士を始め、親子連れなど多数の方々が来場され、アットホームな楽しく素晴らしい
        イベントでした。関係者のご尽力に感謝しております。
        
        それでは富嶽の旅客機型、爆撃機型を中心にして、当日参加されて飛行した素晴らしいモデルを含めて紹介させて頂きます。
        
         次回6月30日(日)は120クラスまでのスケールフライト研究会です。皆様のご参加をお待ちして
				おります。 

富嶽旅客機型を中心にした、青いユニフォーム姿のスタッフと参加者の皆さん。 左から森氏、楠本氏、鈴木氏、飯田氏、大澤氏、西 氏、正田氏、鈴木氏、片岡氏、池田氏、坂田氏、長谷川氏、渡辺氏。

開会の挨拶をされる会長の正田 雅造氏。気さくなキャラと強力な牽引力でこのイベントを開催されています。

地元群馬3区選出、自民党の笹川 ひろよし衆議院議員も来られ、熱心に2機の富嶽を見学されました。

中央に居られる美人は、同じく地元群馬県出身の県議会議員あべ ともよさんです。あべさんも富嶽の飛行に感銘を受けていました。

会長の正田さんと懇談されているのは群馬大学名誉教授の根津 紀久雄 工学博士です。

富嶽を製作、飛行させている「夢工場おおた」のスタッフの皆さん。右から大澤氏、飯田氏(座)、平井氏、阪本氏(座)、鈴木氏。

富嶽の旅客機型です。ご覧のように重厚さと気品が備わった姿と機体のラインの美しさは抜群です。

爆撃機型と並んだ富嶽旅客機型。戦後に発見された輸送機型の図面をもとに製作されました。

富嶽旅客機型を近くから見た機首。現代の旅客機としても充分に通用する美しいラインを見せています。

6発のエンジンを装備した姿には均整のとれた美しさがあり、青系の塗装がそれを引き立てています。
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ダブルの主脚内側エンジンの後方に収納。
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そろそろ飛行の準備でしょうか。
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爆撃機型と並んで飛行を待っています。
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風防はイギリスのブリタニア風ですね。

離陸開始位置で機体を保持しながらエンジン音に集中する大澤氏。6基のエンジン全ての状態を把握するには高度な経験が必要です。
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エンジンは快調、いよいよ離陸開始です。
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大型機らしくゆったりと加速しています。。
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軽やかに離陸しました。
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美しい主翼の輪郭を見せながら上昇しています。

6発のエンジンを共鳴させて飛行しています。
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左から大澤氏、坂田氏、飯田氏のトリオで飛行させています。
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操縦は坂田氏、飯田氏の二人で操作分担しながら行います。

心地よく6発のエンジンを共鳴させてローパスをしています。中々重量感があります。
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観衆の求めに応じて何度もフライパスしています。
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そろそろ着陸にはいるのでしょうか。

ビシッと決まった姿勢で進入してきます。ただただ格好良いの一言。

フワリとフレアーして着地操作をしています。
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綺麗な着陸滑走です。!
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滑走路のエンド近くから滑走して帰ります。
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外側のにエンジンだけ回しながら、近くまで帰ってきました。
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無事に帰着しました。
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正田氏のお話です。
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これは富嶽爆撃機型を分解している所です。
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森氏をはじめイベント支え役の方々は大変です。
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受付業務に大忙しの、左から西 氏、楠本氏、今田氏。

これは富嶽爆撃機型。さすがに旅客機型とひかくすると優美さは無く、戦争マシーンなのを実感します。

機体の大きさよりも、この飛行機で太平洋を越えてアメリカ本土爆撃を夢見たスケールの大きさに感嘆します。
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爆撃機型の全姿。良くバランスの取れた機体が分る。
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同じく斜めからのショット。爆弾倉の関係で主翼位置が高くなっている。
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視界が良さそうな操縦席配置が分る。
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2機の富嶽には見学者用の案内ボードが用意されました。
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翼を休める爆撃機型。結構迫力があります。
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不注意で蹴飛ばされないように保護ボードを置いています。

お孫さんと一緒のおじいさんでしょうか?後ろには見学者が沢山来られています。

こちらもお孫さんと一緒のおじいさんとおばあさんです。他にも親子連れの方が沢山来られました。
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こちらは一般参加者の一部です。
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地元からパイパーL4で参加の寺門、内田両氏。
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正田会長と懇談するスケールスコードロンの鈴木氏。
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疾風の準備に忙しい重田氏。
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昼休みには子供むけの航空教室で手投げ飛行機を飛ばしました。
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ウマク飛ばないよー、森さんが熱心に教えています。
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富嶽の説明に見入る見学の方達とスタッフの西 氏。
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おじいさんに頼んで飛行機を貰っています。

かって中島飛行機で製作された傑作機の名声が高い疾風のモデルです。作者は池田 勝也氏です。
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実機のように蝶型フラップを装備しています。
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離陸に入ります。
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離陸を開始しました。
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安定した姿勢で浮揚しています。
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特徴のある直線前縁を見せながら飛行しています。
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最終旋回から着陸に入るところです。
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無事に帰還しました。
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零戦と並んで休んでいます。
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これはもう一機の疾風、新井 健一氏の機体です。
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ユンカース52の横で待機する鈴木氏。
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ユンカースが草地の上をローパスしています。
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着陸進入するユンカース52。

全面リップルボードで波板仕上げの機体は、当時のドイツ機の雰囲気を良く醸し出しています。
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フラップを下げて軽くタッチダウンしましたが・・・
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寺門氏のパイパーL4が離陸に入ります。
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飛行の準備に入るT−34メンターは内田 祥康氏。
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4機参加した零戦の内の一機です。

一般参加機と奥に富嶽が見えています。一般参加機は20数機が参加しました。
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可愛い93式中間練習機です。
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グラマンF6Fは森氏の機体。

焼津市から参加された梅澤氏の富士FA−200エアロスバル。詳細に作り込まれた機体です。
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離陸するFA−200.素晴らしい飛行を見せました。
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素晴らしい天気なので皆さんゆったりとしています。
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エンジン調整をするパイパーL4。
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エンジンは快調、離陸滑走を開始しました。
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L−19バードドッグは古尾谷 伸介氏の機体。
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新井 英一氏の零戦がローパスしています。
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野口 武夫氏のP−51マスタング。
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エンジンは快調です。OKサインを出しているのは内田 祥康氏。
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長谷川 永氏のF4Uコルセア。
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F4U,F6F,B−17と米軍機の集合。

こちらは零戦とP−51です。大戦中の好敵手です。

手前は梅澤氏の零戦、次は坂田氏のエアロスバル、それに疾風がラインアップしています。
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安定した飛行を見せる梅澤氏の零戦。
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エンジンを始動する野口氏の零戦と助手の相馬氏。
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離陸する石田 隆行氏の零戦。
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中央は池田 勝也氏の零戦です。

巨大なC−130輸送機も参加しました。70クラスの4発機です。!
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エンジンの調整を念入りに行っています。
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C−130の操縦席周りです。
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いよいよ離陸に入ります。
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ウーン、トリムが…、調整しています。
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上空でフラップのテストをしています。
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着陸進入するC−130。
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丁度良い姿勢で接地寸前の状態です。
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ワンピースで帰って来ました。
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