5月19日 多発機、ヴィンテージ・フライイン

戻る   目次へ戻る   ホームへ戻る


       5月19日(日)毎年恒例の多発機、ヴィンテージ・フライインが開催されました。
        
         当日は、晴れたり曇ったり、風は時折やや強く吹きましたが、概ね飛行には差し支えない範囲でしたので、参加の皆様は
        心行くまで飛行できたのではないかと思います。
 参加者は約20名程度でしたが、宮城県など遠方のため普段のフライト研究会にはあまりお見えにならない方々も参加され、 機体の方も個性豊かな特色のあるものが多く見られました。機体製作や飛行についての情報交換も何時も以上に新鮮な感じで、 やはり年に一度のこのフライインはいつもの飛行会とは一味違ったイベントでした。  また、ヴィンテージ・フライインは前委員長の故星野雄司氏を偲ぶメモリアル・イベントであり、毎年持ち回りの 星野記念トロフィーが最も印象的な参加機に授与されます。今年は、大きくて美しい仕上げ、それに独特の飛びっぷりの プー・ド・シェルを製作・飛行された福島氏が獲得しました。
 遠方からお越しの方を配慮し少し早めに2時すぎに中締めとしましたが、そのころから風も強く雨もパラパラ来るようになり、 良いタイミングでした。
 ではフライインの模様をご覧下さい。
mvin001.jpg
多発機やヴィンテージ機は飛行前のセットアップが時間がかかります。
mvin002.jpg
複葉機の組み立ては細かいリッジング・ワイヤーがあるので大変。
mvin005.jpg
当日は永島氏が受付を、更に写真撮影も協力いただきました。
mvin006.jpg
セットアップを終えた愛機をピットに並べ寛ぐ皆さん。
mvin003.jpg
朝のミーティングで、鈴木代表より、飛行する前に必ず助手の方と2人で各舵の作動チェックを行うよう注意がありました。
mvin004.jpg
初めて参加される浅賀氏のご挨拶です。

記念撮影です。今回はラジ技の取材の方に撮っていただきましたので全員写っています。

福島氏のプー・ド・シェルです。大きいとは思いましたが、まさか2分の1スケールとは!実機が小さいのですね。 タイヤはホームセンターで買ったカートのタイヤ。たくさん付いているターン・パックルは自作だそうです。
mvin009.jpg
離陸開始です。
mvin010.jpg
大橋氏が助手を務めこれより離陸に向かいます。

離陸しました。
mvin012.jpg
優雅に飛行しています。
mvin13.jpg
実機感あふれる飛行です。

大橋氏のアンサルドSVAです。機首のアルミ外皮の工作や木目表現、更に支柱フェアリング、爆弾などの小物もスケール感を盛り上げています。
mvin016.jpg
絵もきれいに描けていて素晴らしい効果です。
mvin017.jpg
組み立てを終え飛行場へ向かう大橋氏。

低空を飛行するアンサルドSVAです。
mvin019.jpg
この角度から見ると胴体後部下面が絞られていて逆三角形の断面になる独特の構造が分かります。
mvin020.jpg
「水上機で飛ばすこともあるんだよ」と写真を見せていただきました。
mvin022.jpg
軽快なエンジン音を響かせ飛行中です。
mvin023.jpg
三葉機独特の飛行姿勢を見せています。
mvin024.jpg
英国機の青みがかった焦げ茶色の迷彩色も良く再現されています。
mvin025.jpg
発電機用の風車でしょうか、小さなプロペラも丁寧に作られています。
mvin026.jpg
風が若干強いですが、この程度なら滑走路は途切れることがありません。
mvin027.jpg
敵機が後ろから追ってきています。

後藤氏のケレット・オートジャイロ機です。とてもきれいに作られています。
mvin029.jpg
オートジャイロのローターはなかなか調整が微妙なようです。
mvin032.jpg
オートジャイロ機の製作・飛行の経験者鈴木氏がチェックしています。

永島氏の持参された中島式5型練習機です。若林茂氏が今を去ること20年ほど前に作られた機体とのこと。
mvin034.jpg
目が点になるほど精巧に出来たダミーエンジンです。
mvin035.jpg
翼間支柱やリッジング・ワイヤーの様子です。
mvin036.jpg
スピンナーも自作されたものです。機首の右下にある穴はプラグへのアクセス用とのこと、 道理で搭載されているOS40FPエンジンが見えないわけです。
mvin037.jpg
後ろから見たところです。
戻る   目次へ戻る   ホームへ戻る
 

初めて参加された浅賀氏のフォッカーDr−1です。アスファルト滑走路でも難なく離陸です。
mvin039.jpg
機体の色が良い色です。
mvin040.jpg
助手の佐藤氏とフライト前のチェックをしています。
mvin041.jpg
よい雰囲気で飛行しています。
mvin042.jpg
後ろから見たところです。

柳沢氏のボーイングF4B−4です。大戦前の米海軍の塗装はよく映える色で良いですね。
mvin044.jpg
離陸しました。
mvin045.jpg
佐藤氏の助手で離陸開始です。

安定した姿勢で上昇して行きます。
mvin047.jpg
カウリング、ダミーエンジンそれにクランクケースカバーがきれいです。
mvin048.jpg
全体にとても丁寧に作られています。

渡辺氏のノーマン・アイランダーです。機体表面のデテールが細かく再現されています。
mvin050.jpg
上空を通過しているところですが、まさに実機の雰囲気です。
mvin051.jpg
低空をローパス中です。
mvin092.jpg
ポッカリ雲が浮かんでいますが、発達しそうな気配にも見えます。
mvin053.jpg
主翼だけの写真ですが、こうしてみると大きいですね。

中島氏のカーチス・ジェニーです。きれいに作られています。米国籍マークなのにジャパン?いいだろ日本人なんだから。
mvin055.jpg
安定して離陸上昇しています。
mvin058.jpg
スモークを吐きながらの飛行です。

密本氏のグラマンF3Fです。例の自作3気筒エンジンの調整でカウリングを開いています。
mvin060.jpg
残念ながら今回はエンジンの調子が今一つで、飛行には至りませんでした。
mvin061.jpg
離陸に向け滑走を始めましたがーーーー。
mvin062.jpg
鈴木氏のユンカースJu52です。
mvin063.jpg
リップルボードで実機の波板外皮を上手く表現しています。

井場氏のソッピース・ハップです。20ccのロータリーエンジン搭載です。
mvin065.jpg
安定した水平飛行です。
mvin066.jpg
離陸上昇して行きます。
mvin067.jpg
金田氏のダグラス2型郵便輸送機です。
mvin069.jpg
快調に飛行中です。
mvin070.jpg
佐藤氏のスーパーステアマンが離陸です。
mvin071.jpg
軽快に飛行しています。

スタンダードという機体です。とても飛ばし易そうな機体です。
mvin074.jpg
カタリナが手投げで発進です。
mvin075.jpg
高林氏の電動カタリナです。ARFですが良く出来ています。
mvin076.jpg
このパイロットの腕は外付けのスロットルレバーと連動して動きます。
mvin077.jpg
松本氏のアーキオプテリクスです。

坂本氏のライサンダーです。大きいのでエンジン始動も大変そうです。
mvin081.jpg
スロッテッド・フラップのヒンジやプッシュロット等が見えます。
mvin082.jpg
離陸滑走を始めましたがーーー。

村田氏のエアロスバルが滑走路に向けタキシングです。
mvin084.jpg
操縦席も良く作り込まれています。
mvin085.jpg
離陸も安定しています。

プー・ド・シェルの福島氏が星野記念トロフィーを獲得しました。
mvin088.jpg
トロフィーを高く掲げる福島氏。
mvin090.jpg
景品として出された現存欧州大戦機の本を見ている方々。
戻る   目次へ戻る   ホームへ戻る