10月13日 120クラスまでのスケール機の集い

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       120クラスまでのスケール機のフライインが10月13日(土)に開催されました。
        
       いつも心配の種の天候は、台風が日本の南岸を離れて通過するが一応晴れで、午前中は風は弱いが次第に風が強くなるとの
       予報でしたが、風の方向は主として西で次第に北西に変わるとのことで、開催はゴーとなりました。
       残念ながら10時を過ぎる頃には予想外に強い風となり、風向も北西に回ったために飛行にはあまり良い気象ではなくなりました。
       ・・・という訳でフライインは昼ごろには解散となりました。
       
       そのような事情で、いつものように素晴らしい飛行機と飛行シーンをお伝えできないのは残念ですが、今回は参加された機体の
       中でも特色のある自作派の柳澤氏のボーイングF4Bと密本氏のグラマンF3Fを写真で紹介させていただきます。
       
       密本氏、柳澤氏ともに自作派で、ARFでは得られない機体を自ら研究、製作されました。とりわけ両機とも同時代の複葉機で
       第二次大戦前の明るい塗装が青空の下で映えていました。
       次回の飛行が楽しみです。
       
        
         次回11月の18日(日)にはスケールスコードロン飛行会が開催されます。
        皆様のご参加をお待ちしております。

恒例の集合写真、土曜日の故か参加者は少なめでしたが、坂本氏のドラゴンラピードをはじめとして120クラスまでの小型機が集合しました。

密本氏のF3Fです。自作3気筒エンジン、自作引込脚を装備しています。当然全て自作の機体です。

密本氏とF3Fです。機体のサイズは丁度手頃で、1930年代のアメリカ海軍の塗装がよく似合います。

F3Fの裏側を見せています。苦心して製作された独特のオリジナル引込脚の収納状態がよく分かります。
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こちらは生地完成状態の写真です。
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同じく生地完成状態です。翼間支柱の取り付け部工作が分かります。
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引込脚を出した、プランクが終わった状態の胴体です。
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複雑な引込脚の機構です。これだけでもため息が出ます。
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主翼と胴体のアラインメント調整でしょうか。
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複葉機では単葉に比べると各部の工作は桁違いの正確さを要求されます。
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雑誌にも紹介されたパイプを軸にした胴体工作方です。
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同じく胴体の工作状態です。胴枠とパイプの関係がよく分かります。
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パイプを付けた状態でプランクをしてしまいます。
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複雑な引込脚の構造。密本氏ならではの工作技術が発揮されています。
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引き込んだ状態の脚。これがスムースに作動するのだからスゴイ!
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写真を参考に風防の木型とレールを製作しました。

柳澤氏のF4Bです。この機体も当然スクラッチ製作ですが、多くの工夫がなされていました。

機首部のクローズアップです。エンジンの頭が出ないように工夫され、ダミーシリンダーの工作が見事です。

機首部側面です。冷却用のルーバーをはじめ実機感を増す工夫がなされています。

同じく機首部のアップです。細かなリベットやフクラミを細かく再現しています。

エルロンは実機通りに波板です。市販されているリップルボードを使用、リブの縫い目に注目してください。

主翼に施された縫い目(スティッチング)です。人に頼むのならいざ知らず、自作ではこれだけでも大変な作業量です。

尾翼に大幅に採用されたリップルボードによる波板仕上げです。色々な材料を使うのが自作派の楽しみです。

アメリカ海軍の徽章を授与される柳澤氏。VMF−?でしょうか、分かりません。
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