6月24日 スケールフライト研究会

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       恒例のスケールフライト研究会が6月24日(日)に開催されました。
        
       いつも心配の天候も、晴れてはいても適当に日射をさえぎる雲のゆえに6月としてはや涼しい気温と、昼前後を除いては微風と
       いう絶好の条件に恵まれて、参加された30数名の方々は存分に飛行を楽しむことが出来ました。
       
       今回は自由飛行を含めたスケールフライト研究会ですが、 坂本氏のライサンダーをはじめ、、スケールスコードロンの中核を
       なしている自作機、ARF改造機が多数を占めました。
       
       レポートには今回参加されなかったり、見学されなかった方々にも当日の雰囲気が伝わるように飛行の模様をお伝えすると共に
       最近は他人に製作させたり、出来あいの物を購入して飛ばすだけが当たり前の風潮の中で、市販の出来あい機には無い機体を
       努力されて完成、飛行されている、宮澤氏のB−24,坂本氏のライサンダー、松本氏のアーキオプテリクス(始祖鳥)、高島氏の
       スカイカーや、梅沢氏のSAITO FAー325R改造ガソリンエンジン装備の零戦、同じく1/4スケールのエアロスバル、吉田氏の
       DC−3、石田氏のキットから完成させた素晴らしい零戦21型、同じく茂田氏のARF改造ゼロ戦、親子で参加された横尾氏、さら
       には若林氏(飛行は永島氏)のフォッカー・スーパーユニバーサル、内田氏のT−34メンターなどの新作機や、技術的に興味の
       ある機体、更には珍しい機体などを後半に特集し、写真撮影にご協力を頂いた永島氏の写真も含め多数の写真で紹介している
       ので最後までご覧下さい。
       
       皆さんの飛行が一段落した昼食後には最近の尾島スカイポートをめぐる話題や、安全対策を主題にミーテイングを開催し、皆様の
       ご要望をはじめ、今後のスケールスコードロンの運営に関して建設的なご意見を交換する機会を持つことができました。
      
       それでは当日の模様を紹介させて頂きます。
        
         次回7月の15日(日)には多発機の集いと共にヴィンテージ・フライインのリターン
        マッチ版が開催されます、皆様のご参加をお待ちしております。

恒例の開会式集合写真、この他にも多くの機体が参加されたが、スケールスコードロンの中核をなす自作、ARF改造機が多数を占めた。
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飛行する宮澤氏のB−24.フラップを使用し離陸直後。
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同じく離陸後に上昇するB−24。
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B−24独特の高アスペクト比を持つ主翼が良く分かる。
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高島氏のスカイカーが離陸上昇する。
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高林氏のエクストラ300がローパスに入る。
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快調な吉田 誠氏の紫電改。レースに出るのかな?
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迫力あるローパスを見せる池田 敬氏のスピットファイア
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梅沢氏のエアロスバルが安定した飛行を見せる。
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同じく完璧な着陸を見せるエアロスバル。
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永島氏が飛行させるフォッカー・ユニバーサルが最終進入体制に。
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大戦初期の塗装を見せる茂田氏の零戦21型。
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こちらは梅沢氏の零戦、サイト―FA325改造ガソリンエンジン装備。。
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初飛行の離陸です。
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安定した着陸進入を見せています。
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次の4枚は吉田氏の紫電改。
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離陸です。
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風に正対して広大な滑走路を離陸します。
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気合いの入ったローパスを見せています。
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次の4枚は刈谷氏のエバンスRV−4。アメリカのホームビルト機だ。
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草の中で素晴らしい雰囲気を出しています。

次からの写真は主としてARF機を集めました。スケールスコードロンの趣旨とスケールの原点を忘れずに飛行を楽しみましょう。
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次の6枚は刈谷 皆人氏のP−47サンダーボルトです。
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離陸に入ります。
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ローパスを見せるP−47。
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フラップ、脚を降ろして着陸の準備。銀仕上げが映えています。。
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大友氏のピラタスポーター。OSジェミニ装備。
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慎重にエンジン調整しています。。
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ピラタスポーターらしいゆったりとした飛行を見せてくれました。
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高林氏のエクストラ300。
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スモークを引きながら迫力あるローパスに入るエクストラ300。
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赤い機体とスモークが空に映えています。
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池田氏のスピットファイアが出てきました。
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滑走路に運んで行きます。
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エンジンをチェックしていよいよ離陸。
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離陸滑走を開始しました。
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気合いの入ったローパスです。
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着陸のために引き起こししているところです。
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生駒氏のメッサーシュミット109Eが着陸に入る。
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エンジン調整をする生駒氏。
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佐藤 公則氏のスホイ機。
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スホイ機が離陸します。
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安定した離陸滑走を見せるスホイ機。
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村田 徹氏のエアロスバルFA200。サイト―FA150装備。
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重田氏のムスタング。40クラスの電動機です。
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綺麗なレタリングや塗装も素晴らしいARF機だ。
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高林氏のエクストラ300。
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栗原氏の零戦が着陸に入ります。
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重田氏のキー84疾風。外形は中々良く出来たARF機。
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中島飛行機が生み出した傑作機のシェイプが良く分かる。
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昼食後のプチミーティングでは建設的な意見が沢山出されました。
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尾島スカイポートの安全問題についても真剣に討論されました。

これは珍しい松本氏のアーキオプテリスク(始祖鳥)Archaeopteryx無尾翼機。
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アーキオプテリスクの準備をする松本氏、独特な側面形だ。
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カルチャーショックを受けそうな独特な形態を見せています。
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左の翼端を取りつけています。
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取りあえず組み立てが終わり笑顔の松本氏。
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エルロン、エレベーターの作用をする翼端です。
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同じく左翼端部。マスバランスが付いています。
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独特な形態の垂直安定板とラダ―。
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主脚部のクローズアップ。橇も付いています。

親子でスケール飛行会を楽しむ横尾 進さんとご子息の優さん。羨ましい光景だ。
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クリップド・ウイング・カブを組み立てる横尾さん親子。
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お父さんモデルセレクトは大丈夫?
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青い塗装が空に映えています。
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ピラタスPC−9が出てきました。
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中々空が空かないなー。
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ピラタスPC−9が離陸に入ります。

スカイカ―。7発のロシア機などユニークな機体製作飛行で知られる高島氏の愛機だ。  
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OS LA−65エンジンの調子を見る高島氏。
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慎重にエンジンの調子を見ています。
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念には念をいれて! 大切な姿勢だ!
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エンジンは快調、離陸地点に向かうスカイカ―。
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見事に離陸上昇しています。
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ユニークな姿態を見せる空中のスカイカ―。

今は無い丸鷹キットから素晴らしい零戦21型に仕上げた石田 隆夫氏。  
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ダミープロペラを交換して飛行の準備です。
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後方の茂田機と共に零戦の21型が2機揃いました。
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操縦席内部です、買って来たものではありません!
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技量維持のためにこんな機体も飛ばしています。

焼津からお越しの梅沢氏とエアロスバルは、ほぼフルスクラッチの大作です。お家芸のFA−300をガソリン化しています。  
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安定した飛行を見せるエアロスバル。
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ユッタリとしたローパスを見せてくれました。
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速度、姿勢共に安定した着陸を見せてくれました。
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エンジンは快調、駐機場に向かうエアロスバル。

坂本氏の新作ウエストランド・ライサンダー。独特の姿態を持つイギリスの陸上偵察,観測機です。
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飛行前の点検、確認に余念がありません。
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エンジンの調整は側方のハッチから行います。
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主翼平面形は視界を確保するために前縁に切り欠きがある。
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視界を重視した操縦席窓。夏は暑いだろうなー。
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窓から出ている主翼の取り付け部は工夫が必要と思われます。
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フラップを下げているのが分かります。
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エンジンはサイト―のガソリン4サイクル、30ccです。
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ライサンダー独特のゴツイの脚です。作るのに苦労しただろうなー
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フラップと連動するスラットが開いたところ。
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同じくフラップとスラットが閉じたところ。
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エンジンの調整は専用ドライバーで行う。
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エンジンの調整と回転数のチェックを行っています。
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いよいよ飛行です。写真では分かりませんが足が震えてます。
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覚悟を決めて! 気合いをいれてー!。
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やや風に向かって機首を振っています。
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走り出しました、もう止められません。
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トリムの故か、やや左に傾いて離陸しました。
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快調に離陸上昇しています。
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心地よいサイト―エンジンのサウンドで軽快に飛行しています。
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トンボの羽のような独特の主翼を見せながら快翔しています。

F4Cヴェテラン内田氏のT−34メンター。RCV−130エンジンをカウルに内蔵し、ブレーキを装備しています。
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万一に備えて駐機場では適切に分散待機しています。
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飛行準備に掛る内田氏とヘルパーの寺門氏。
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難なくエンジンはスタートしました。
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滑走路にラインアップ、ブレーキを効かせて停止しています。
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いよいよ離陸滑走開始です。
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安定した離陸滑走を見せています。
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余裕のパワーでタテモノを演技しています。
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ゆったりとした降下旋回を演技しています。
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姿勢、速度共に安定した着陸進入です。
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完璧な着陸後にブレーキを掛けて停止するメンター

2機参加した零戦21型(21型、52型の違いが分からない方には無縁ですが)の雄姿。 エッこれが〇〇〇?というエセ出来あい機が多い中、ARF機を改造して素晴らしい零戦21型に仕上げた茂田氏。長い主翼が美しい。
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ARF機の機首と主翼を改造して完成度を上げたそうです。
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特徴のあるカウリングを再現、風防の開閉機構も見事だ!
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引込脚の内側カバーもしっかりと工作されていた。
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エンジンは快調、離陸地点に向かう零戦21型。
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離陸です。
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離陸後に上昇する零戦21型。
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完璧な姿勢と速度で着陸へ。
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見事な着陸です。
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吉田 誠氏のDC−3。
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エンジンを気軽に掛けています。
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離陸位置に着きました。
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離陸を開始します。
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安定した進入を行っています。
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常に安定した吉田氏の着陸を見せてくれました。

若林氏の旧作フォッカー・スーパーユニバーサル機。自作のカウリング等、現在の模型技術に比較すると興味深いものがあります。              飛行速度が速いのは主翼の翼型と取付角の故でしょうか。
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1930年代にエアライナーとして一世を風靡した機体です。
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厚い主翼、脚の配置等特徴のある機体です。
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永島氏の飛行で最終進入に向かっています。
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この角度では翼の厚さが良く分かります。

いつもスクラッチで大作を製作されている宮澤氏のB−24。この角度から見ると一層の迫力が感じられます。
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離陸後に浅いバンク角で旋回するB−24。
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4発エンジンの同調音を響かせながら上昇する。
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堂々たる飛行姿には皆さんの目が釘付に。
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飛行の準備に入る宮澤氏。
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独特の機首の形状はプルート(ディズニーの犬)の鼻のようだ!
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主翼を取り外して点検中です。
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マニュアルを見ながらお勉強でしょうか?
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心配そうに話しかける村田 徹氏。
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ウン、サーボは動いているぞ。
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エンジンスタートに掛りました。
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問題無く4基のエンジンスタートを継続しています。
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多発機はエンジンのスタートまでが一苦労です。
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飛行前慎重にエンジンテストを行う宮澤氏。
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いよいよ離陸滑走を開始しました。
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4発のエンジンを響かせながら堂々たる離陸滑走です。
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重量感のある離陸です。
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外側に向かって収納される脚が良く分かります。
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特徴ある高アスペクトのディビス翼(分かるかな?)を見せています。

梅沢氏の零戦52型。機体はARFだが、サイト―のFA−325R5を改造してガソリン仕様にしたエンジンを装備しています。
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5気筒の排気は実機の様な集合排気管の一部から排出されます。
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エンジンのパワーを吸収するために、メンズリックの3枚ペラを装備。
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飛行の準備に入りました。
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実機の栄エンジンもかくやと思われるサウンドでタクシーしています。
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離陸に入ります。
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尾部を少し下げた姿勢で安定した離陸滑走をしています。
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美しい姿勢で離陸しました。
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快翔しています。
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航空母艦に着艦するような姿勢で着陸です。
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完璧な3点着陸を見せてくれました。
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装備されたサイト―5気筒改造エンジンの詳細が分かります。
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排気は集合排気管から排出されます。
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