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スケール日本選手権3地区大会の最後となる関西地区大会は、前日までの雨も上がりました。 やや西よりを中心に風向が変わりやすい条件とは云え、快晴かつ快適な気温の中で開催され ました。 関西地区でも、ローカルのスケール競技会は開催されていましたが、スケール日本選手権とい うFAIにつながる日本模型航空連盟主催の権威ある大会の開催は、10数年ぶりのことでし た。参加された選手の方々は緊張の内に開会式を迎えられました。 大会会長を務めるKFC大井会長の、明るくウイットに富んだ挨拶と、競技委員長を務める日 本模型航空連盟鈴木スケール委員長の「ルールは厳正に、競技を楽しみましょう!」との言葉 や、司会を務めるスケール委員会副委員長の清水氏の「適度な緊張を楽しんで下さい」との言 葉で、選手の方々の肩に入った力も取れた様子で競技が開始されました。 前日とは打って変わった快晴で透き通った空気で一段と視界が良く、フライヤーにとっては周 囲の山々の絶景が一段と近くに見える故か、1R目の飛行はやや遠くで演技する選手の方々も 居りました。飛行が進むにつれてそれにも慣れ、選手の方々は木津の素晴らしい飛行場と晴れ 渡った空を背景に伸び伸びと演技をこなして行きました。 複葉機、第二次の戦闘機、それに軽飛行機とバラエティーに富んだ参加機のなかで圧巻だった のは、やはりジエットのファントムでした。 高速のジエット機を巧みに操り、心地よいジェットサウンドを響かせながら次々と演技をこなし ていくのを見ると、スケール競技にもジエットの時代が訪れたなとの実感がありました。 静止審査は1R目の飛行が終了した機体から始められました。 3地区共に静止審査のチーフは清水氏で、飛行審査担当チーフの池田氏共々各地区の審査 上に差が出ないように配慮されています。 勿論審査は規定通りの手順で行われますが、選手には高得点が得られるように適宜機体の特 徴や製作上強調したい箇所が聞かれるなど、厳粛な中にも和やかで明るい雰囲気がただよう 審査風景でした。 F4C,F4Hの第一ラウンドが終了した所で丁度昼食の時間となり、木津フライングクラブのご好 意でセットされたテーブルでの会食となりました。 会食の間に飛行審査への質疑応答と第一ラウンドへのコメントが行われ、第二ラウンドへの対 応が示唆されました。 好天の元で無事に全てのラウンドが終了し、成績発表と表彰式が行われました。 優勝者はF4C部門では日本選手権大会に初めてジエット機で参加した大岩 政和氏に、F4H 部門ではフォッケウルフ190D−9を飛行させた久保 昭雄氏に決まりました。 平成23年度F4C,F4H日本選手権大会の覇者につきましては、各地区大会のコンデイション のハンデイキャップ調整を行った後、委員会で得点順に順位付けし選手権者を決定する事にな っています。 それでは、緊張感と充実感の入り混じった、大会の様子を写真を通してご覧ください。 従来1ヶ所で開催されていた日本選手権大会は、「より近くで選手権大会に参加したい」 との要望で始まった地区大会形式に,初めて関西地区を加え、九州、関東を併せて過去 最大の参加者数となりました。 とりわけフライト中心のF4Hクラスの参加者増が著しく、ややもすれば「出来栄え大会」の 様相を呈していた従来のスケール競技がスケール競技本来の「スケール機は飛んでナン ボ」の思想が浸透して来たのは喜ばしい限りです。 今後はローカル大会とは異なり、参加選手の方々を大切にしながら、FAIにつながり運営、 審査員の質等、権威のある日本模型航空連盟主催の地区大会は大いなる発展、展望が 見込まれます。 各地のスケールフアン皆さんには是非参加され、今回思い切って選手権に参加された方 と共に独特の緊張感を味わってみませんか。 |
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関西地区F4Cの優勝機、大岩政和機F4ファントムの着陸。 | |
ジェットエンジン搭載、伸びのある見事な飛行で飛行得点を伸ばしました。 | |
ドキュメンテーションも充実しており、機体の作りも細部まで行き届いており見事でした。 | |
ジェット機の伸びのある飛行で、デリーターンを決める大岩機F4ファントム。 | |
オリジナルスクラッチビルド機で、型起こしから製作された力作です。 | |
開会式の様子です。大会会長は木津フライングクラブの大井高三氏です。 | |
開会式に続いて選手ミーテイングで諸注意が伝えられました。 | |
フライトラインデイレクターは関西のベテラン菅原康文氏です。 | |
権威あるFAI/CIAMにつながる日本航空協会旗を囲んで、参加者全員で記念撮影をしました。 | |
F4C優勝機ファントムのコックピット。 | |
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日本選手権へのジェット機での参加第1号機です。 | |
静止審査で側面を見せるF4ファントム。フライングテールは強度を持たせている。 | |
製作者の大岩政和選手。 | |
平面形の審査 | |
機首部独特の空気取り入れ口です。 | |
F4H優勝機、久保昭博選手のフォッケウルフ190D−9。 | |
F4C入賞者2位山下一郎氏 優勝大岩政和氏 3位池田安久氏 。 | |
F4H入賞者 2位井岡靖雄氏 優勝久保昭博氏 3位佐々木稔氏。 | |
F4C2位になりました山下一郎機、零戦11型 | |
1/12 スケールながら主題実機に大変忠実なプレシジョンモデルです。 | |
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ダミーエンジンも忠実なつくりです。 | |
引き込み脚と脚カバーも実機に忠実。 | |
コックピットも実機通りです。 | |
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日本選手権関西地区大会の看板が掲げられました。 |
役員、スタッフの前日ミーテイング。 |
選手権大会会長、大井高三氏の挨拶。 |
競技委員長、鈴木嵩氏の挨拶。 |
目慣らし飛行はP−51で実施されました。 |
上位入賞者にはメダルと賞状が用意されました。 |
抽選でもれなく当たるエンジン、燃料等の賞品も多数です。 |
ARF機やキットも多数用意されました。 |
F4C 2位の山下一郎機零戦。 |
コックピットも見事に再現。 |
風の中でしたが良い飛行でした。 |
軽く仕上がっています。 |
離陸上昇中の山下機、零戦11型。 |
後部です。 |
予備機も素晴らしいのでチョット紹介します。 |
ダミーエンジンはフードの中 |
コックピット |
尾部 |
ルーバーも見事に再現しまさに山下ワールドですね。 |
佐々木稔機 P−47。 |
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サンダーボルト。 |
飛行演技に移ります。 |
着陸接地寸前です。 |
見事な着陸です。 |
静止審査側面形。 |
平面形。 |
アピールポイントのインタビュー。 |
井岡靖雄氏の零戦。 |
脚カバーなど良く出来ています。 |
コックピットもすばらしい。 |
飛行準備中です。 |
側面形審査です。 |
平面形。 |
正面審査。 |
脚付近。 |
脚カバー。 |
風防。 |
飛行中。 |
細部を審査しています。 |
最新の規定のもとに審査に臨む安藤、池田、大場の各ジャッジ。 |
J−3カブ。 |
池田安久選手。 |
ループの頂点です。 |
エルロンは胴体からワイヤーで駆動。 |
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エアロスバルで出場の桝本哲司選手。 |
アピールポイントを指さしています。 |
コックピットにも手を加えています。 |
F4HクラスはARF機がベースです。 |
全体機影です。 |
機首部。 |
飛行審査に出発です。 |
F4C出場の零戦21型。 |
零式艦上戦闘機21型(A6M2) |
製作者は高木秀紀氏です。 |
カウルフラップは可動式。 |
飴色の尾部が魅力的です。 |
フォッケウルフFW190D−9。 |
F4H優勝機です。 |
飛行準備に入る久保昭博選手。 |
機首部。 |
静止審査中。 |
平面形の審査> |
昼食は会食形式で、和やかに行われました。 | 中本和人氏の零戦52型。 |
飛行で損傷した部分は減点対象になりません。 |
コックピット見事です。 |
安藤氏の指導の元、中本氏は飛行審査のOJTレクチャーを受講。 |
高木秀紀機零戦21型。 |
F4C出場の高木秀紀選手。 |
細かく安全面をウオッチするフライトラインデイレクター菅原康文氏。 |
速報で結果が発表されました。 |
フライインでエンジン始動中の中山俊明氏、7気筒90cc装備。 |
中本夫人からメダルを受けるF4C優勝の大岩政和選手。 |
小型機の速度を押さえてF4C2位入賞の山下一郎選手、。 |
滑らかな飛行でF4H優勝の久保昭博選手。 |
F4H2位入賞の井岡靖雄選手。 |
大会後の抽選会で豪華賞品に当選して喜ぶ高木 秀紀氏。 |
同じく零戦キットを手に!50クラスパイロン用に出場してね。 |
OSの30に当選して喜ぶ佐々木 稔氏。 |
紫電改キットを手にした大岩氏、ジエット化した紫電改改?にしょうかな。 |
協賛して頂いたコスモからの燃料が当たりました。 |
同じく燃料をゲットした桝本 哲司氏。 |
飛燕が当たりました、50パイロン用に最適ですね!。 |
選手権大会を楽しんだ上に、幸運にも賞品を受賞されたみなさんです。 |