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スケール・トンプソン・トロフィー・レース


 第二次大戦ウォーバード(4サイクル50クラス)により、オーバル・コースを10周するスケール・レースです。
 市販されているARFの機体を使用できますので、スケールの楽しみとレースの醍醐味を同時に味わうことが出来
 ます。
  実機によるトンプソン・トロフィー・レースの歴史は1930年代に遡りますが、当時はエアーレースの黄金時
 代と呼ばれ、数々のエアーレースがありました。トンプソン社がスポンサーとなり、トンプソン・トロフィー・レ
 ースの原型となりました。レースの特徴は、低空、高速のレースという点にあり、観客はより近くで見るために更
 なるエキサイティングなレースでした。
  このレースは戦争の為に一時中断されましたが、第二次大戦後にプロペラ機部門とジェット機部門の2つで開催
 され、空軍の後押しもあり、当時の花形レースとして有名でしたが、1961年に諸々の事情で中止となりました。
    スケール・スコードロンの開催するトンプソン・トロフィー・レースは実機におけるこのような歴史から命名し
  ています。このようなレースを尾島スカイポートで開催するには、太田市はじめ関係各所の許可を取り付けるのに
  は大変な苦労がありました。
    トンプソン・トロフィー・レースは、尾島スカイポートという素晴らしいステージで皆さんに楽しんで頂けるイ
  ベントです。ベテランの方々は指導的な立場を認識して、後進の初心者に教えて頂き、更なるイベントの発展につ
  なげてほしいものです。
    スケール・トンプソン・トロフィー・レースは周回レースですが、いわゆるパイロン・レースではなく、スケー
  ル・レースです。あくまでもスケール・マインド、スケールマンシップを持って参加して頂きたいのです。
    レースの勝ち負けとは別に、ベスト離着陸賞、ベストスタティック賞も設けています。
    ベストスタティック賞の選定には、審査員講習会を受講した者がF4H規定に準じた審査を行っています。
  この場合、
    1.自作モデル
    2.市販図面から製作した機体
    3.従来のキットから製作した機体
    4.ほとんど既製部品から製作した機体
    5.ARF改造機
    6.ARF機
  の順に優先度があります。
    スケール・スコードロンの本来の目的は、国際的なスケールルールに則っとり、より高いレベルを目指すことな
  ので、単なる人気投票とは違います。なおエンジンの制限を4サイクル62(ガソリン11CC)までと致します。
 
  ※2サイクルエンジンは使用できません。

  ルールに沿ってイベントを進行させる関係上、事前準備が必要になります。
 レースの運航上、参加者は最大20名で制限しています。
 当日の受付は一切致しません。期日までの事前申し込みにご協力ください。

      


トンプソン・トロフィー・レース競技の概要

  ※ベテラン、キャンディデート(ビギナー)の両クラスともルールは同一です。

 競技:
   オーバル・コース10周のタイムトライアル。

  周回飛行による勝ち点ポイント(得点ポイント):
     同時飛行し、規定回数の周回飛行後、ゴール通過順位に応じて得点ポイントを与える。周回飛行ポイント配分
     は次のように定める。

   第一位  30ポイント
   第二位  10ポイント
     
 最終成績:
     レースは基本的に3ラウンド(2ラウンド+決勝ラウンド)とし、周回飛行ポイント3ラウンド分の合計得
     点とする。
    
 飛行エリアとコース:
  ・離陸、着陸時を除き、滑走路の反対側のエリアを飛行エリアとする。
  ・飛行の直線部分は150mを基準とするが飛行エリアの状況に応じて変更することがある。コースモニターは
   旗とホイッスルによりコースの監視を行う。飛行エリアの違反またはショートカットがあった場合にはレース・
   デイレクター、タイムキーパーに知らせる。
  ・周回コースは3点パイロンとし、中央のパイロンは観客席側へのはみ出し防止のために設けている。
   スタートとフィニッシュの周回以外はこのパイロンのコース側を通過しなければならない。 
  ・周回数のカウントは飛行審査員が行なう。
   

3poles_02.jpg(80931 byte) 
   
      



競技の進行と注意事項



  ・参加機体は4サイクル50クラスのウォーバードとする。(2サイクル・エンジンは不可)  
  ●単発機:最大排気量62(ガソリン11CC)まで、加圧タイプのエンジンは不可
   ●双発機:最大排気量40(ガソリン11CC)まで、加圧タイプのエンジンは不可
 ・燃料は「クロッツ」を当日支給する。
 ・エンジンの改造は認められないが、スケールプロフィールのために騒音対策を考慮した上でのマフラー改造は行
   なっても良い。
 ・選手は助手を1名つけなければならず、助手は選手に対し助言を与え、同時飛行中の他機との衝突回避に努める。
 ・出場スタンバイ確認後、エンジンのスタートには3分間が与えられる。
 ・離陸時には飛行ジャッジに対し、テイクオフ・ナウのコールを行なう。
 ・着陸時には飛行ジャッジに対し、ランデイング・ナウのコールを行なう。
 ・離陸、着陸は風向を考慮し、任意の方向に行なっても良い。
 ・レース開始はアナログ式スポーツタイマーによりなされる。
 ・レース・デイレクターが出場機群の上空スタンバイ確認後タイマーをスタートさせる。タイマーの秒針が”0”
  を指した時点でレースが開始される。
 ・レース開始時にフライングがあった場合、1周追加となる。タイムキーパーにより判定される。
 ・正規の飛行コース逸脱1回に付き、コース1周の追加飛行がペナルティーとして加算される。
 ・スケール飛行として不適切な動作に対してはホイッスルで警告し、警告1回目はラップタイムに5秒、2回目は
   10秒をペナルティーとして加える。
  3回目の警告を受けた場合にはそのラウンドの得点は与えられない。
 ・安全ラインの逸脱や、危険とみなされる飛行は、レース・デイレクターの判断で失格が宣言され、強制着陸とな
   る。
 ・レースの組み合わせは1ラウンド目は抽選、2ラウンド目からはラップタイム順に組み合わせを行ない、遅い組
   からラウンドを開始する。
 ・使用周波数が合致した場合、周波数の変更を依頼することがある。
 ・周波数の変更が不可の場合、周波数の合致しない直近の機体との組合わせになることがある。
 ・ベストラップ決定ラウンドへの参加は、一度のベストラップ時間では無く、2回の飛行タイムの平均とする。
 ・単機での飛行はそのラウンドの平均ラップタイムを基準としてレース得点が決められるが、ベストラップ決勝へ
   の参加記録としてはは認められない。
    


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