スチンソン・リライアント SR−10
トップフライト社のキットで有名なスチンソン・リライアントの実機は、ミシガン州ウエインに
あった航空機製作会社のスチンソン航空部門で製作された4〜5席のポピュラーな単発、高翼単
葉機で、1933年から1941年にかけて1327機が製作された。
空冷星型9気筒、245馬力のライカミングR−680エンジンを装備し、可変ピッチ定速プロ
ペラー、油圧式ブレーキの固定脚、圧縮空気で作動するフラップを装備していた。
SR−1からSR−10までの異なった型が製作され、シリーズ最高の型であるSR−10は1
938年にデビューした。
各型の外見上の大きな相違は直線翼やガルウイングだが、風防枠の形もキットとして発売されて
いるSR−9とSR−10では異なっている。
SR−10第二次大戦中にアメリカ陸軍でUC−81の名称で雑用機として使用され、練習機型
はAT−19と呼ばれた。イギリス海軍および空軍でも同様に使用された。
戦後これらの機体は民間機となりヴァルティーV−77の名称で使用された。
一般諸元(SR−10)
乗員 1名
乗客 3〜4名
全長 8.4m
全幅 12.76m
全備重量 1678Kg
エンジン ライカミング 245馬力
性能
巡航速度 244Km
航続距離 1046Km
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