P−51Dムスタング

 P-51は、アメリカのノースアメリカンにより製造されたレシプロ単発単座戦闘機である。
愛称はマスタング (Mustang)、あるいはムスタング。第二次世界大戦の半ばにイギリスの
ロールス・ロイス マーリンエンジンを搭載した後は、大きな航続力、高高度性能、運動
性を与えられ、多くの戦功を残し、最高のレシプロ戦闘機の一つとみなされている。
「バブル」キャノピーを備えたP-51D。胴体下の開口部はラジエーターの空気取り入れ口。
白黒の縞はインヴェイジョンストライプと呼ばれるノルマンディー上陸作戦時の敵味方識
別用塗装。P-51Dはマスタングの決定版である。火力が強化され、新たに2丁の12.7mm機関
銃を加えて、計6丁の機関銃を装備している。内側の4丁はそれぞれ400発、外側の2丁はそ
れぞれ270発の弾薬を有していた。翼下にレールを追加し、最大8発のロケット弾を携行で
きるようにした機体もあった。
D型ではコクピット後部胴体を低くし、水滴型のキャノピーを取りつけた。
この「バブルキャノピー」はすばらしい全周視界を提供したが、その一方でコクピット後
部の胴体断面積が減少したことで、横方向(ヨー)の安定性が低下した。これを改善する
ため、後に垂直尾翼の前側に、ドーサルフィンが追加された。    
本機はシアトルの航空博物館に現存する実機の写真です。

       諸元
 
    全長     :9.8 m
    全幅     :11.3 m
    全高     :4.17 m
    翼面積    :21.7 m2
    空虚重量   :3,460 kg
    運用時重量  :4,580 kg
    最大離陸重量 :5,490 kg
    動力     :パッカードV-1650-7 ×1
    出力     :1,695 HP (1,240 kW)
    最大速度   :703 km/h
    巡航速度   :443 km/h
    航続距離   :2,655 km (増槽有り)
    実用上昇限度 :12,770 m
      
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