フェアリー・ファイアフライ
フェアリー・ファイアフライは戦争前の1938年にイギリス航空省から出された複座の
艦載戦闘機および対潜航空機試作仕様に基づき、フェアリー航空会社により第二次世界大
戦後期に製作された。初期型は1735馬力のロールスロイスグリフォンUBを装備して
1941年12月に初飛行し、1943年から1956年まで、より近代的なジェット機
に取って代わられて退役するまで艦隊航空隊で使用された。総生産数は1702機に達し、
艦載戦闘機のみならず攻撃機や対潜機などの用途にも使用され、オーストラリア、カナダ、
オーストラリア、デンマーク、エチオピア、オランダ海軍、インド、タイにも輸出された。
資料写真は、イギリスのヨービルトンにあるフリートエアーミュージアムの所属機で、翼
を折りたたんだ状態なので、普段は中々見られない主翼の細部が良くわかる。
諸元一般
乗員 2名
全長 11.46m
全幅 13.57m
全備重量 6.37トン
エンジン ロールスロイスグリフォン 液冷V型12気筒
1730馬力
性能 最大速度 509Km
武装 20mmヒスパノ機関砲 × 4
60ポンドロケット弾 × 8
454Kg 爆弾 × 2
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