T−6テキサン


T−6テキサン
ノースアメリカン航空会社のT−6テキサンは,第二次大戦から1970年代まで、アメリカ
陸軍航空隊(USAAF)、アメリカ海軍、イギリス連邦の国々で使用された高等練習機で、
使用されたモデルや使用した空軍によりさまざまなタイプがある。
アメリカ陸軍航空隊、その後のアメリカ空軍はAT−6と呼称し、海軍はSNJ, そしてイギ
リス連邦ではハーバードと呼び、この名称は米国外では良く知られている。
そして1962年以降はアメリカ空軍ではT−6の呼称となった。
テキサンの原型はノースアメリカンNA−16で1935年の1月に初飛行し、その後NA−
26と呼称が変わり、アメリカ陸軍航空隊の基本戦闘航空機選択の競争に参加し、採用され、
最初の180機がBC−1としてアメリカ陸軍航空隊に、400機がハーバードTとしてイギ
リス空軍向けに生産された。
アメリカ海軍はSNJ−1として16機を、更にSNJ−2として61機を受領した。
その後名称は高等練習機(AT−6)となった
NA−77を基本とし、プラットアンドホイツトニーR−1340ワスプを装備したAT−6A
となり、カナダのヌーアダイン航空機ではAT−6Aを生産し、名称はAT−6としてアメリカ
陸軍航空隊に1500機を供給し、イギリス海軍とカナダ海軍に2485機が供給された。
総計15.495機が生産され、アメリカをはじめ多くの国で使用され、戦後は日本の自衛隊で
も使用された。
 
  諸元一般
     乗員    2名
     翼幅    12.81m
     全備重量   2.548Kg
     エンジン  P&W R−1340
           空冷星型  600 馬力
     性能    最大速度  335Km
           巡航速度  233Km
           航続距離  1.175Km
     武装    最大  7.62mm 機銃 × 3

      
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