ルンプラー・タウベ
ルンプラー・タウベは1909年にドイツのイゴ・エトリッヒによって設計され、1910年に初飛行した。
エトリッヒ・タウベ(鳩)と名付けられたこのモデルは、さまざまなメーカーで生産され、ライセ
ンスを得たルンプラー社の生産したタウベの場合にはルンプラー・タウベと呼ばれるなど様々なメ
ーカーの名前で知られている。
タウベは、ドイツ初の量産軍用機で1910年の初飛行から1914年に第一次世界大戦が始まるまでにイ
タリア、ドイツ、オーストリア、ハンガリーの空軍で戦闘機、爆撃機、偵察機や練習機などの、広
範な目的に使用されていた。
タウベの操縦系統は、唯一上下に分割されたラダーはヒンジされた通常方式を採用していたが、エ
レベーターは後半部が上下にたわむ構造のたわみ翼で、横(ロール)の操縦はエルロンではなく、
同じくたわみ翼を使用していました。後年タウブは、実戦からは退き、新しいパイロット訓練に使
用され、その結果多くの有名なパイロットがタウブを使用して飛行する方法を学んだと云われている。
写真資料はシアトルのミュージアム・オブ・フライトに展示されている復元レプリカ。(撮影:清水)
諸元一般 乗員 2名
全長 9.9m
全幅 14.3m
最大離陸重量 85Kg
エンジン 4気筒 アルグスまたは6気筒 メルセデスE4F 99馬力
性能 最大速度 100Km
航続距離 140Km
武装 ライフルまたはピストル
手投げ爆弾
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