立飛R−53

      
立飛R−53
  新立川飛行機はR-52の改良型としてR-53(機体記号:JA3070)を1954年(昭和29年)7月に完成させた。基本的な設計は
  変わらなかったが、エンジンをイギリス製ブラックバーン シラス・メジャーIII(英語版)に換装するなど、幾分改良が
  加えられた。同機は全日本学生飛行連盟に貸与され、日本一周飛行に参加し耐空性の高さを示したが、購入先はあらわれ
  なかった。そのため航空大学校に寄贈されたが、練習機として運用するには古典機であったため、1957年(昭和32年)
  に新立川に返却された。

    諸元一般        
        乗員: パイロット1又は2名
        座席数: 2席
        全長: 7.5 m
        全幅: 10.7 m
        翼面積: 17.30m2
        最大重量:1,000 kg
        エンジン: ブラックバーン シラス・メジャーIII 空冷倒立直列4気筒レシプロエンジン(155 hp)単発
        最大速度: 207 km/h
        実用上昇限度: 4,500 m 

      
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