メッサーシュミットMe−109G6

      

  メッサーシュミット109・G−6
メッサーシュミット109は、1930年代にウイリー・メッサーシュミットによって設計された、
全金属モノコック構造を持つ、その時代の近代的な戦闘機。
1933年代にドイツ空軍技術局は将来の航空戦闘を想定したいくつかの研究計画を立案した。こ
の要望に応えたメッサーシュミット109の試作機は、当初イギリスのロールスロイス・ケストレ
ルを装備して、1935年の5月に完成した。
初飛行は1935年の5月29日に行われ、1937年から就役した。
メッサーシュミット109は歴史上最大の生産が行われ、1945年の敗戦までに33.984機
が製作された これはドイツ航空機生産量の47%を占める。  
メッサーシュミット109は第二次大戦で最も成功した戦闘機で、同時代の他の機に比べ、より多
くの敵機を撃墜した。
 最初は迎撃機として開発されたが、爆撃機の援護、戦闘爆撃機、昼間、夜間戦闘機、爆撃機、地
上攻撃機、偵察機など多用途の任務をこなし、1941年からフォッケウルフ190に除々に交代
したが、ドイツ空軍のバックボーンとして活躍し、航続距離の短さ、離着陸の難しさなどの弱点が
あったが、大戦終結まで第一線で任務を果たした。
写真のG−6型は、それまでの機首の7.92mmMG17機銃の代わりに,13mmMG131
機銃を装備し、エンジンはダイムラーベンツDB605A−1となり、1943年の2月に就役し
た。メッサーシュミット109・G−6は1944年に12.000機が製作された。
写真の機体はドイツ・ハノーバー(ハノーファー)の博物館に復元、展示されているG−6.
             
             諸元一般
          乗員 1名
           全長  8.95m
             翼幅  9.925m
             最大離陸重量  3.400Kg
             エンジン    ダイムラーベンツ DB605A−1
                     倒立V型12気筒 1.475馬力
            性能   最大速度  640Km
                 航続距離  850Km
                 武装   13mm機銃 × 2
               20mm機関砲 × 1  
                            30mm × 1 (G−6/U4)


      
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