マーチン・モーラー
1943年に米海軍は2年間の戦いに基ずく海軍航空力のの実績と経験を基にし更なる、今後の
要求を反映して、偵察、雷撃の役割が出来る攻撃機(カーチス・ヘルダイバーやグラマン・アヴ
ェンジャーなどの代替として)の計画を始めた。
米海軍からの要求の重点は、、単座の機体で、使用できる最新の強力なエンジンを装備し、多量
の攻撃兵器積載能力が強調され、爆弾、魚雷等の攻撃兵器は機体の重量と構造の複雑さを解決す
るために、機内爆弾倉ではなく機外に装着が要求された。
マーティン航空機は自社でモデル210として進めていたデザイン案を提出し、米海軍はこの案を
採用し、XBTM−1として試作が発注された。最初の試作機は1944年8月に初飛行し、19
45年1月に750機のBTM−1が発注され、AM−1という正式名とモーラーという呼称が与
えられたが、最初の量産機は戦後の1946年10月まで飛行せず、海軍への納入は1948年3
月に始まった。
1949年10月に生産が停止されるまでに、149機のモーラーが納入されただけで、それらは
海軍予備中隊へ渡された。
海軍は代わりに、後に朝鮮、ベトナムで名声を博すこととなる、ダグラスAD−1スカイレイダー
を米海軍の標準攻撃機として使用することを決定した。
資料写真はアメリカ、ペンサコーラの米海軍航空博物館に展示されているAM−1モーラー。
諸元一般
乗員 1名
全長 12.55m
全幅 15.24m
全備重量 10.608トン
エンジン ライト R−3350
空冷星型 2700馬力
性能 最大速度 591Km
航続距離 2.897Km
武装 20mmキャノン × 4
爆弾 または ロケット弾 最大4.500ポンド
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