モラーヌ・ソルニエAI
モラーヌ・ソルニエAIはパラソル式主翼を持つフランスの戦闘機で第一次大戦中にモラーヌ・ソルニエ社により前作
モラーヌ・ソルニエN型の代替えとして開発された。
エンジンは円周状に開口部のある前方カウリングに装備され、パラソル式主翼には後退角が付き、円形胴体の機体構造
は、主桁とリブは木製、張り線で強度を保ち、表面は羽布張りだった。
生産された機体は、機銃を1丁か2丁装備するかによって使用目的が決まり、それにより配属先が決められた。
大戦中に多くの飛行隊がモラーヌ・ソルニエAIで装備されたが、1918年の5月半ばには、ほとんどがより高性能
なスパッド13により改編され、それ以降モラーヌ・ソルニエAIはMoS30という名称で高等練習機となった。
51機のモラーヌ・ソルニエAIがアメリカ義勇軍に売却され、追撃練習機として使用された。
資料写真は、フライアブルなクラシック機のコレクションで有名な、アメリカ、ニューヨーク州北部のオールド・ライン
ベックで撮影。
諸元一般
乗員 1名
全長 5.65m
全幅 8.51m
全備重量 674Kg
エンジン グノームロータリー式 9Nb型 150馬力
性能 最大速度 221Km
航続時間 1時間45分
武装 0.303インチ機銃 × 1〜2
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