ユンカースJ−13

      

ユンカースF13
F13は低翼、片持ち式、35モデルに使用された波板外板と、強化ジュラルミンを使用した全金属製という
1920年後半とはいえ複葉機時代としては近代的な機体だった。
エンジン後方には屋根はあるが側面は開放された操縦席があり、4名分の密閉式客室と、当時としては珍し
い座席ベルトを装備していた。
170馬力のメルセデスDV直列エンジンを装備したF13は1919年の6月25日に初飛行し、最初の
生産型はより長い翼幅を持ち、よりパワーのある水冷直立インラインの185馬力のBMW Vaエンジンを
装備していた。
F13の生産、販売は第一次大戦後の余剰航空機に加え、戦後のドイツ航空機生産に制限を加えられたが、
まずアメリカのジョン・ラーセン 航空機がライセンスを取得してJL−6 として生産、これらは英国、
フランス、イタリア、ボリビアそれに日本に販売された。
ドイツのユンカース航空輸送は1921年には60機使用し、安いリースと自由なローンによる販売の結果
、ヨーロッパの16の航空会社が使用した。
ユンカース航空輸送がルフトハンザと合同したときには1928年の時点で55機の航空機と43のルート
を飛行していた。
輸送機以外にもフロートを装備して多用途に使用された機体もあった。
1919年以来30年後の1951年に、最後の商用飛行がブラジルで退役した。
 
  諸元一般
    
     乗員2名
     乗客 4名 または 689 kg 
     全長 10.50m
     全幅 17.75m
     最大離陸重量 2.318Kg
     性能   
       最大速度    173Km
       巡航速度    160Km
       航続距離   1.400Km  
               

      
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