グラマン・ガーデイアン

      
グラマン・ガーディアン
グラマンAFガーディアンは、アメリカ海軍で就役した最初の(ASW)の航空機のシステムを装備
した対潜水艦専用の攻撃機だった。これは2機一組み編成し、探知機材、武器を夫々分担して、1機
の能力を発揮した。
AFガーディアンは、2人乗りのサイドバイサイドの操縦席を備え、2基の20ミリ機関砲、400
0ポンドの爆弾、魚雷またはロケット弾を運べ、1945年12月19日に初飛行した。
必要なすべての機器は単独の機体には搭載しきれず、必然的に一つは武器を搭載せず、レーダーのみ
のハンター、他方は、爆弾倉のみを残して第3の乗員を加え、サーチライトと短距離レーダーを備え
たキラー役の2つの機体が製作され、夫々1948年12月から1949年の1月に初飛行した。
ガーディアンは、アメリカ海軍で使用された最大の単発ピストンエンジン機で、1950年10月に
就役した。
193機のAF2−Sが製作された1952年、ハンターのAF−3Sが水中の潜水艦を検出するた
めに磁気異常検出器(MAD)を装備して導入され、40機が製作された。 最後のガーディアンは
1953年の3月に引き渡され、総生産機数は389機。
ガーデイアンは朝鮮戦争の時に海上警備行動の役割に付いたが、実際に運用してみるとパワー不足で
操縦は重く、事故率も高く、パイロットには不評で、戦争の終了後に最後のAFは、一線から引退し、
グラマンS2Fトラッカーと交代した。
米海軍からの退役後、米海軍予備航空隊に残った機体もあったが、いくらかの機体は森林火災消火機
としてカリフォルニアを拠点として長年のサービスをおこなった。
資料写真はペンサコーラ海軍博物館に展示されている、キラー役のAF−3W.
    諸元一般
        乗員       3名(−Wでは4名の場合もある)
        全長       13.21m
        全幅       18.49m
        最大離陸重量      11.567トン
        エンジン     プラットエンドホイットニー R2800−48W
                 ダブルワスプ 空冷星型  2.400馬力
        性能       最大速度       510Km
                 航続距離      2.415Km
        武装       5インチHVARロケット × 16
                 爆弾    4000ポンド、魚雷、機雷

      
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