ＦＷ４４シュティーグリッツ　
ＦＷ４４は、１９３０年代のドイツの複座複葉機で、シュティーグリッツ（ヒワ）として
知られている。　　
ＦＷ４４シュティーグリッツは、通常の形態を持つ直線テーパー無しの主翼を持つ機体と
して設計され、１９３２年に最初の原型が飛行した。
当初はアルグスＡｓ８、倒立４気筒直列のエンジンを装備し、より細く空力的に優れた
設計だったが、その後ジーメンス・ハルスケＳｈ１４空冷星型７気筒エンジンを装備し、
多くの空力上のテストと改修の末に優秀な機体として完成した。
本機のエルロンは上下の翼にあり、フラップは無く、タンデム式配置の操縦席は両方と
も操縦装置と計器を装備し、尾輪式着陸脚を持っている。
本機はアメリカのステアマン・ケイデットに比肩する機体で、練習機として多用された。
映画「アフリカの星」に出演し、その姿を見ることが出来る。
　写真はドイツ、ハノーファー（ハノーバー）の博物館に展示されている機体。
　　　　諸元一般
　　　　　　　乗員　　２名　教官および生徒
　　　　　　　全長　　７．３０ｍ
　　　　　　　全幅　　９．０ｍ
　　　　　　　最大離陸重量　　７８５ｋｇ
　　　　　　　エンジン　ジーメンス・ハルスケ　Ｓｈ１４　７気筒
　　　　　　　　　　　　空冷星型　１６０馬力　　
　　　　　　　性能　　　最大速度　　１８５Ｋｍ
　　　　　　　　　　　　航続距離　　５５０Ｋｍ