DHC−1チップマンク
DHC−1チップマンクは、タイガーモスの後継機としてカナダのデハビランド・カナダ社で
開発され、1946年5月にトロントのダウンズビューで初飛行した。145馬力のジプシー
メジャー8を装備し、構造は全金属製、2座の尾輪式で、翼はメインスパーより後ろは羽布張
りで、同じく羽布張りの操縦翼面を持つ。
2機のチップマンクがイギリスでテストされ、同機はイギリスおよびカナダ空軍で採用された。
1950年以後、チップマンクは民間機として訓練、曲技、農薬散布に使用された。
最後のチップマンクは、イギリス空軍と陸軍のヒストリックフライトのパイロットにたいする
尾輪式機の訓練のために使用された。
模型の世界で一般的なスーパーチップマンクは、数機がアメリカで改造されたもので、大出力
のエンジンに換装し、引込脚やクリップ(短縮)した翼端を持つ単座機で、赤、白、青を基準
としたサンバースト塗装のアートショールの乗機として知られている。
生産はカナダのダウンズビューで1956年までに217機、 全部で1000機がイギリス
で製作され、更にポルトガルでも66機が製作された。
諸元一般 DHC−1 チップマンク
乗員 2名
全長 7.75m
全幅 10.47m
最大離陸重量 998Kg
エンジン デハビランドジプシーメジャー 1C 145馬力
性能
最大速度 222 Km
航続距離 445 Km
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