デ・ハヴィランドDH88コメット


 デ・ハビランドDH88コメット 
デ・ハビランドDH88コメットは、1934年のイギリスのミルデンホールからオーストラリアの
メルバーン(メルボルン)まで飛行するマックロバートソン・エアレースのために特別に設計され、
1934年に初飛行し、レースの勝者となった。その後も多くの航空記録を樹立し、航空郵便の先駆
けともなった。デ・ハビランドDH88コメットは5機製作され、戦後2機が復元された。
機体の構造は木製の骨組みにスプルースの合板張り胴体で、主翼は羽布でカバーされ、は流線型の機
首には燃料タンクが入り、2人が座る座席は低い位置に置かれ、尾部までは滑らかな線で構成された。
エンジンは、同社のドラゴン・ラピードやエクスプレスに使用された、ジプシー6の性能を上げるため
に圧縮比を高くしたものを使用し、プロペラは2位置の可変ピッチ式で、離陸時には低ピッチにし、
離陸後は自動的にセンサーで巡航に適した位置にセットされた。
主脚はエンジンナセルに引き込まれ、DH88は片発で1.200mの高度を維持できた。
マック・ロバートソン・レースでは、3機の違った塗装のデハビランドDH88が揃い、そのうちの
一機グローブナー・ハウス号(グロスヴェナー・ハウス号)はコースを71時間18分で翔破し、
10月23日に目的地メルバーンに到着、見事マック・ロバートソン・レースに優勝した。
写真はシャトルワース・コレクションに保存されている飛行可能なグローブナー・ハウス号。
     
    諸元一般
        乗員    2名
        全長    8.8m
        翼幅    13.4m
        全備重量  2.520Kg
        エンジン  デハビランドジプシー6R 
225馬力 × 2
性能    最大速度      378Km
             航続距離      4.710km

      
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