ボーイングL−15

      

ボーイングL−15スカウト

ボーイングL−15スカウトは第二次大戦後にボーイング社で製作された小型ピストンエンジン機で、
125馬力のライカミングエンジンを装備し、短距離離着陸性能をもっていた
ボーイング社は大戦後の事業の選択として小型機業界への進出を図り、12機が連絡機、観測機として
陸軍に試験供与された。特異な外形と大きなキャビン窓により、観測機として操縦席からの視界は大変
良好で、性能も優れていたが、セスナ社の提案したL−19バードドッグとは価格面で太刀打ちできず、
陸軍には採用されなかった。それらの機体は後にアラスカの原野局に移された。
L−15は車輪のほかにスキーやフロートを装備することも出来た。
特徴的なのは横方向への操縦はエルロンでは無く、スポイラーが使用された。

   諸元一般
       乗員   2名
       全長   7.7m
       全幅   12.2m
       全備重量  932Kg
       エンジン  ライカミング O−290
                          水平対向 125馬力
       性能    最大速度  180Km
             巡航速度  163Km
             失速速度   56Km


      
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