デハビランド・ビーバー

      

 デハビランド・ビーバー
大戦終了後デハビランド社は直ちに民間の市場をめざした。 
デハビランド・ビーバーは高翼単発のプロペラ機でストール性能を持ち、ブッシュ機として開発
され、開発に際してパイロットは十分な出力とストール性能を求め、容易に車輪、スキーもしく
はフロートを装備でき、大型の側面ドアーを要求した。
機体構造は当時使用されていたヌーアダイン・ノースマンとは異なり全金属製だった。
初飛行は1947年8月16日に行われ、1948年から販売が開始された。 
当初販売は振るわなかったが、まもなくアメリカ陸軍の目にとまり、セスナ機との間で競争が行
われたが、デハビランド・ビーバーはあらゆる点で凌駕し、数百機の注文を得ることが出来た。
生産は1947から1967まで続けられ、旅客機、農業機、雑用機として使用され、その生産
数は1657に達した。
1987年にデハビランド・ビーバーは20世紀におけるベスト10航空機の内の一機として
表彰された。
写真の2機はともにアラスカのブッシュパイロットの使用機。
     諸元一般
        乗員  1名
        乗客  6名
        全長  9.22m
        全幅  14.63m
        エンジン  プラットアンドホイットニー R985 
                    空冷星型 450馬力
        性能
            最大速度  255Km
            航続距離  732Km


      
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