ボールトンポール・バリオール
ボールトンポール・バリオールは1940年代の後半にノースアメリカン・ハーバードの代替とし
てロールス・ロイス・マーリンエンジンを使用したイギリス海軍航空隊(FAA)および空軍向け
の高等練習機で、ボールトンポール社によって製作された。
海軍型のシー・バリオールT21は着艦訓練用に折畳翼と拘束フックを持っている。
当初ボールトンポール・バリオールはターボプロップエンジンを搭載した3人掛けの高等練習機とし
て航空省仕様T.7/45を満たすためにアヴロ社のアテナとの競作として開発されました。
1951年に、航空省はその訓練の必要性について決定を変え、ジェットエンジンの高等練習機、
デハヴィランド・ヴァンパイアT.Mk11を導入することを決めたため、1950年にボールト
ンポール・バリオールの前期生産型はイギリス空軍の中央飛行学校に配属されたが、バリオールは
1つの飛行訓練学校(RAFのコッツモア)にハーバードと交代するために配属されたのみだった。
その他少数のバリオールは1956年にデハビランド・バンパイアTMk11と交換されるまで空
軍大学クランウェルに所属。また、RAFのミドルウォロップ基地で第288飛行隊として195
3年から1957年9月に中隊が閉鎖されるまでの限られた時期に就役した。
シー・バリオールはリー・オン・ソレントの781中隊に就役し、1963年まで就役した。外国
には唯一セイロンに輸出され、総生産数は229機。
資料写真はイギリス、コスフォードの空軍博物館に展示されているバリオールT21型。
ちなみにバリオールの名称はスコットランドの国王名。
諸元一般
乗員 2名
全長 10.71m
全幅 11.99m
全備重量 3.823Kg
エンジン ロールスロイス マーリン35
V型12気筒 1.245馬力
性能
最大速度 464Km
航続距離 1.063Km
航続時間 3時間
武装 60ポンドロケット × 4(可能)
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