ピアッジョP180はピアッジョ社により製作された1〜2名の操縦士および乗客9名を収容 できる双発のビジネス機。最大速度は737キロ、巡航速度は644キロ。 主翼は後方にあり、カナード式の水平安定板、ブレンデッドウイング胴体、プッシャー式のエ ンジン装備など革新的な設計が特徴。 通常の形式では主翼が起こす頭下げのモーメントに対応するために、水平尾翼は下方の力を発 生するのとは異なり、主翼尾及びカナード翼が全て揚力を発生する。胴体は全揚力の内20%を 負担し、水平尾翼、主翼およびカナード翼が残りの80%の揚力を負担する。特殊な胴体形状の 故に、中央胴体は操縦席よりも広く、主翼のスパーよりも前方に位置しており、どのターボプロ ップジエット機よりも室内騒音は低い。 改良されたアバンティー2型はアメリカおよびヨーロッパでの型式証明を2005年に取得し、 6ヶ月後にはアバンティー航空の36機を含め、70機の発注がなされた。アバンティー2型は 性能向上型のPT−6ターボプロップを装備し、11マイル優速でより経済性に優れている。 |
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