アヴロ・アンソン
アヴロ・アンソンはイギリス空軍、海軍、カナダ空軍、その他多くの国で使用された。
当初は連絡機として開発されたが、他の用途にも使用できることが分かった。
多発機の訓練に適し、イギリス連邦の航空訓練計画に組み込まれた。
1952年に生産が終了するまでに8138機のアンソンが作られ、カナダで生産された
ものも含み総計10.020機が作られた。これは大戦中にヴィッカースウエリントンに
次ぐ機数となる。
アンソンの歴史は1933年にイギリス航空省が高価な飛行艇に代わる陸上用の連絡機を
提案したことに始まる。
アブロ社は航空省の要望に応えて双発、6人乗りの機体アヴロ652を提案し、デハビラ
ンド89(ドラゴンラピード)との競争に勝って採用され、174機が発注された。
最初の生産型アンソンは拡大された水平尾翼で1935年の12月に飛行した、
諸元一般
乗員 3−4名
翼幅 17.22m
最大離陸重量 3.900Kg
エンジン アームストロング・シドレー・チーター
空冷星型7気筒 350馬力 × 2
性能 最大速度 302Km
航続距離 1.271Km
武装 7.7mm銃 × 2
爆弾 163Kg
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