ダグラス・スカイレーダー


ダグラス・スカイレーダー
スカイレイダーは、現在使用中の海軍魚雷/急降下爆撃機の代わりに一つの航空機で、雷撃、急降下爆
撃の両方の役割を務められるように設計された。乗員はパイロット一名で、重量を減らし、これにより
速度の増加につなげ、より多くの兵器を運ぶ事が出きる航空機を生み出すことが目的とした。
競合する設計(マーティンのAM−1モーラー)も同じ設計仕様を満たすことを試みたが、スカイレイ
ダーは間違いなくより優れた成功作だった。
試作機は第二次世界大戦の終了前、1945年3月18日に初飛行し、生産された機体の供給は6月に
始まったが、この対日戦勝利の日までは使用されなかった。
第二次世界大戦後、スカイレイダーは、朝鮮戦争とベトナム戦争(A−1とも呼ばれ、ニックネームは
"サンディ"と呼ばれた)で米海軍と空軍が利用できる最も貴重な航空機の一つとなっていた。
朝鮮戦争でのスカイレイダーの貢献は、「世界で最も効果的な近接支援航空機」との米海軍の栄誉を獲
得するのに十分であった。スカイレーダーには、並列複座とした型や、対潜哨戒攻撃機とした型など多
くの型があるが、生産は1957年2月ま行われ、総計3160機が生産された。
資料写真はアメリカ、フロリダ州のサン・アンド・ファン フライインの出場機とフランス、ラ・フェル
テ・アレイスの展示機。
諸元一般
  乗員              1名
  全長            11.63m
  全幅            15.24m
  最大重量          8.178トン
  エンジン        ライトR−3350−24
              空冷星型  2400馬力
  性能       最大速度     589Km
           航続距離     3.058Km
  武装       20mm機関砲 × 2
           爆弾等   最大 6.000ポンド

      
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